2020 Fiscal Year Annual Research Report
通信使と訳官使の統合的研究―17-19世紀東アジア国際秩序と構造の視座転換―
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19H01307
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
池内 敏 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (90240861)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
程 永超 東北大学, 東北アジア研究センター, 准教授 (80823103)
石田 徹 島根県立大学, 総合政策学部, 准教授 (90386524)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 朝鮮通信使 / 訳官使 / 近世 / 日朝関係史 |
Outline of Annual Research Achievements |
コロナ感染症のために厳しい行動制限があり、国内調査、海外調査ともに大きな困難があったが、そうしたなかでもオンライン研究会を9回実施し、そのうち1回は韓日関係史学会との共催で行い、報告・質疑応答を韓国語で行った。また、そうした口頭報告を踏まえて研究成果報告書『訳官使・通信使とその周辺』2号と3号の2冊を刊行して頒布した。本年度の研究成果概要はこの2冊の内容および彙報に具体的に記録されている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ感染症の拡大状況の中で、国内調査・海外調査ともにできなかった。とくに当初計画では米国での調査を計画しており、米国所在の朝鮮通信使関連史料を閲覧・検討する予定だったが、それらがまったくできなかった。その代替として韓国での史料調査も検討したが、これも渡航制限のためにできなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画を変更して今年度に実施できなかった海外調査を次年度に繰越すこととし、次年度にはそうした海外調査を確実に行えたらと考える。
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Research Products
(13 results)