2023 Fiscal Year Annual Research Report
複合診療データを用いた職場環境改善のための実証研究
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19H01498
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
藤岡 秀英 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (30252753)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野口 理子 静岡県立大学, 経営情報学部, 助教 (00878241)
山岡 順太郎 神戸大学, 経済学研究科, 経済学研究科研究員 (30774434)
鈴木 純 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (40283858)
堀江 進也 尾道市立大学, 経済情報学部, 准教授 (50633468)
佐藤 純恵 名城大学, 法学部, 准教授 (70623388)
内種 岳詞 愛知工業大学, 情報科学部, 准教授 (70710143)
木下 祐輔 大阪商業大学, 経済学部, 講師 (70744697)
山岡 淳 大阪成蹊大学, 経営学部, 准教授 (80645482)
足立 泰美 甲南大学, 経済学部, 教授 (80734673)
勇上 和史 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (90457036)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | データヘルス / メンタルヘルス / 職場環境 / フレイル予防 / 加点式健診事業 / 健康経営 |
Outline of Annual Research Achievements |
「職場環境とメンタルヘルス」では、リクルートワークス研究所の労働者調査のミクロデータを用いて、職場環境仮説に基づき、いかなる人的資源管理(HRM)が職場のハラスメントを引き起こすのか/抑制するのかを検証した。その結果、職場でのハラスメント被害確率は、「公正な人事評価」と「コンプライアンスと心理的安全性」が確保される職場で低く、「成果や業務外の仕事」を求められる職場ほど高いことを明らかにした。分析結果は英文論文としてまとめており、国際査読付雑誌への投稿を準備中である。 全国健康保険協会兵庫支部の協力を得た事業者アンケートと従業者アンケートを突合し、メンタルヘルス毀損と関係している説明変数の機械学習手法による網羅的調査を行った。その結果、ストレスやハラスメントなど、メンタルヘルス毀損に影響を与える説明変数に加えて、結婚の有無や家族サービスなど家庭環境がメンタルヘルス毀損に影響する可能性が示された。また、同じデータを使い、医療・福祉業の従事者を対象に、職場環境の変化がストレス反応や離職・転職意向に与える影響について分析した。現在、国内査読付き雑誌への投稿し、修正対応中である。 「健康経営」に関して、民間企業との共同研究を通じて、職場環境・働き方・個人特性などがストレス反応やメンタルヘルスに与える影響と、離職を防止するための職場環境改善の取組に関する実証分析を行った。分析の結果、残業時間など従来の職場のストレス要因に加えて、ハラスメント経験がストレス反応や転職・離職意向に影響を与えていた。現在、国内査読付き雑誌への投稿を準備中である。 加点式健診事業(よいとこ健診)では、姫路市夢前町を舞台に「よいとこ健診」を実施し、8回の受診データをもとに統計分析を行った。「よいとこ健診」の受診を通じて、健康への主観的評価が向上し、コミュニティ活動への参加の増加が確認できた。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
「加点式健診事業(よいとこ健診)」のこれまでの実施内容と「よいとこ健診票」の入力により、各人の健診結果が表示されるプログラムを公開している。
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Research Products
(12 results)