2022 Fiscal Year Annual Research Report
アパレルの国際市場拡大に向けたユニバーサルな個別対応衣服設計システムの構築
Project/Area Number |
19H01614
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Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
大塚 美智子 日本女子大学, 家政学部, 研究員 (30233183)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邊 敬子 京都女子大学, 家政学部, 准教授 (80369652)
諸岡 晴美 京都女子大学, 家政学部, 教授 (40200464)
持丸 正明 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究センター長 (90358169)
滝澤 愛 椙山女学園大学, 生活科学部, 講師 (20512437)
武本 歩未 日本女子大学, 家政学部, 講師 (70631993)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ラグビー選手の体型 / 三次元人体形状 / 三次元形状の推定 / クラスター分析 / バーチャルボディ |
Outline of Annual Research Achievements |
コロナ禍の影響もあり,当初の目標のラグビー選手300名の計測には至らなかったが,渡邊はラグビーのトップリーグ選手57名,大学生ラグビー・アメフト選手50名について三次元計測を行い,20歳代から30歳代前半の一般男性100名データとの比較し体形特徴を明らかにした.また,ラグビートップリーグ選手におけるポジションと体型との関係を明らかにした. 武本と大塚はこれまで収集した手計測人体寸法データと三次元人体形状データを使用し,個人対応型バーチャルボディ生成方法の検討を行った.生成した体幹部バーチャルボディと実測の体幹部形状のそれぞれの寸法 15 項目を計測し,これらの形状間で寸法を比較した結果,実測形状との間に有意差が見られた項目はなかった.これらより,個人対応型バーチャルボディ生成方法の有用性が確認でき,標準から離れる人の三次元形状を推定する見通しがたった.また研究協力者の横尾と武本は三次元計測できない自然立位における腋下形状を捉えるための検討を進めた. 諸岡は障害を持つ人や特殊環境の人のための衣服の開発を試みているが,透湿性と身体適合性の観点から,新規の医療従事者用X線防護衣の開発とその着用性能への影響を明らかにした.また,5本指靴下の歩行動態への影響と温熱的性能の観点からの研究を行った.さらに,さまざまな体型の人にフィットするブラジャーのカップサイズの決定には乳房の体積が重要な要因であることを明らかにし,数学的アプローチにより,乳房体積を胸部横径とデプスを用いて算出する予測式を導出した. 大塚と渡邊は,これらの成果を総合し,アパレルのグローバル展開,インバウンド消費も視野に標準から大きく離れる衣服サイズの追加を目指してJIS原案作成委員会で議論し,3月20日に改正された衣料サイズJISに極めて大きいサイズと小さいサイズを加えた新衣料サイズJISの開発に繋げることが出来た.
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(28 results)
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[Journal Article] 肩関節屈曲姿勢における上半身形状の相同モデル化2023
Author(s)
横尾 優美、武本 歩未、横井 孝志、大塚 美智子
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Journal Title
日本女子大学大学院紀要. 家政学研究科・人間生活学研究科 = Journal of the Graduate School. Human Sciences and Design, Human Life Science
Volume: 29
Pages: 39-45
DOI
Open Access
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