2019 Fiscal Year Annual Research Report
International Collaborative Research on the Standardisation of Terminology for Mathematical Education
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19H01662
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
礒田 正美 筑波大学, 人間系, 教授 (70212967)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
銀島 文 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター基礎研究部, 総合研究官 (30293327)
松嵜 昭雄 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (10533292)
小原 豊 関東学院大学, 教育学部, 教授 (20375455)
溝口 達也 鳥取大学, 地域学部, 教授 (70304194)
岸本 忠之 富山大学, 学術研究部教育学系, 教授 (50324025)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 算数教育 / 教員研修 / 授業研究 / 教科書 / ターミノロジー / 学術用語 / ASEAN / APEC |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、日本型教科教育を国際共有する契機として、算数教育の場合においてそのターミノロジー(学術用語体系)を英語で著す教員(研究者を含む)研修書を開発し、そのターミノロジーの採用によって、いかに教材を語る教授学的内容知識が深化するかを示すとともに、その成果をふまえ個別算数教育用語の語用マップを作成し、そのターミノロジーをユニバーサルに通用する内容に更新することにある。 第1年次(2019年度)は、関係国と算数教材研究用語を説明する研修用教科書を開発した。研究代表者は、海外研究協力者と共同し、当該国で算数教材研究ターミノロジー開発ワークショップを実施した。日本の算数教科書と比較しての当該国教科書指導系統の評価を行い、自国研究者・教員指導者向け研修書各国語版を翌年研修用に準備した。 東南アジア教育大臣機構数学科学教育センターSEAMEO-RECSAMと教員研修書の開発を推進した。チリとスペイン語圏にかかる小学校算数研修の開発を推進した。いずれも、算数教育専門語にかかる研修書となる。チリ、インドネシアでの教科書開発を合わせて進行させ、両国とも、国定教科書として利用される運びとなった。 ターミノロジーを解説したTeaching Multiplication with Lesson Study: Japanese and Ibero-American Theories for International Mathematics EducationをオープンアクセスでSpringer社より発行した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
COVID19による海外での研究活動の制約を越え、チリのオンラインプログラムを支援するなど、オンラインで研究計画を遂行した。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、これまでの研究計画をオンラインで推進する体制を構築中であり、海外研究協力者と連携して、コンテンツ開発を実施中である。
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Research Products
(9 results)