2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of new slope protection technologies using biocementation by focusing on locality
Project/Area Number |
19H02229
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
川崎 了 北海道大学, 工学研究院, 教授 (00304022)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 地域性 / バイオセメンテーション / 法面 / 炭酸カルシウム / ウレアーゼ |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度となる本年度は,①小型円筒容器を用いた室内固化試験,②斜面模型を用いた室内固化試験,③現場試験施工とその評価,④提案する技術の有効性評価,の4項目に関する研究を実施した。得られた主な成果の概要は,次のとおりである。 ①小型円筒容器を用いた室内固化試験:北海道内の地盤材料より単離した最も有望な尿素分解菌の菌株であるLysinibacillus xylanilyticusを用いて,粒径幅が広い北海道内の地盤材料と平均粒径が異なる北海道外の砂質材料を対象とした室内シリンジ固化試験を実施した。固化試験後の供試体を針貫入試験によって推定一軸圧縮強さ(推定UCS)を求めた結果,平均粒径D50が0.6~1.0 mmの砂質材料では14日後に2~3 MPaの推定UCSとなったのに対し,D50が0.2~0.25 mmの砂質材料と北海道内の地盤材料では14日後に推定UCSが4~16 MPaとなり,粒度分布の影響を受けることがわかった。 ②斜面模型を用いた室内固化試験:北海道内の地盤材料を用いて,切土法面を想定した斜面模型による室内固化試験を実施した。14日後に斜面表層部分の推定UCSを求めたところ,2~8 MPaの数値が得られ,その数値は斜面下部の方が大きくなる傾向が見られた。 ③現場試験施工とその評価:北海道内において現場試験施工を実施した。斜面模型による室内固化試験と同様に,①尿素分解菌を含む培養液,②カルシウム溶液,の2種類の溶液を別々に噴霧する方式を採用した。その結果,現場における15~30℃の温度条件下において,試薬を使用した試験ケースの斜面表層部分で0.2~2.2 MPaの推定UCSが得られた。 ④提案する技術の有効性評価:本研究課題で新たに開発された法面保護技術の有効性について検討した結果,適用地盤やコストの面で課題は残るが,概ね有効であると評価された。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(51 results)
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[Journal Article] Bio‐mediated soil improvement: An introspection into processes, materials, characterization and applications2021
Author(s)
Jiang Ning‐Jun, Wang Yi‐Jie, Chu Jian, Kawasaki Satoru, Tang Chao‐Sheng, Cheng Liang, Du Yan‐Jun, Shashank Bettadapura S., Singh Devendra N., Han Xiao‐Le, Wang Yu‐Ze
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Journal Title
Soil Use and Management
Volume: 38(1)
Pages: 68-93
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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