2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of simulation system for evaluating diversified urban activity and transportation
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19H02260
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
三輪 富生 名古屋大学, 未来材料・システム研究所, 准教授 (60422763)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森川 高行 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (30166392)
山本 俊行 名古屋大学, 未来材料・システム研究所, 教授 (80273465)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 都市交通計画 / 交通行動分析 / シミュレーション |
Outline of Annual Research Achievements |
テレワークの普及が都市の社会活動に与える影響を分析するため,得られた回答値の不確実性の違いや相関を考慮した時間配分モデルを構築した.アンケート調査データを用いて分析を行った結果,テレワーク頻度の高まりは仕事時間を増加させること,買い物や外食などの活動時間を減少させることなどが示された. また,将来の自動運転車の普及過程を予測するため,自動運転車の購入意向調査を行い,自動運転車への買い替え行動とその利用行動を離散連続モデルによってモデル化した.その上で,昨年度までに構築した,自動運転車と手動運転車が混在する交通状況を表現する交通均衡配分モデルと統合し,将来の自動運転車の普及過程をシミュレートした.この結果,本格的な普及が開始すると,30年程度の間に90%程度の車両が自動運転車となることや,そのほとんどが自動運転タクシーではなく自家用自動運転車として普及することが示された. 自動運転車の協調的制御手法の検討においては,協調的走行挙動が周囲の交通流に与える影響を短期的に予測する場合と長期的に予測する場合の違いを分析した.この結果,長期的に予測する方が総旅行時間は減少するものの,短期的な予測との差は小さく,短期的な予測によっても十分な旅行時間削減効果が得られることが示された. さらに,移動体データの分析による交通マネジメント技術の開発を目指し,タクシーの移動軌跡データから観測されなかった需要を含めた総交通需要の推定モデルを開発した.これによって,観測された交通需要に基づいて計画される従来の交通サービスを,より効率的なサービスへと改善できる可能性を示した.
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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