2021 Fiscal Year Annual Research Report
ケミカルバイオロジーとゲノム編集で拓く統合的ストレス応答機構の解明と創薬応用
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19H02853
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
親泊 政一 徳島大学, 先端酵素学研究所, 教授 (90502534)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
親泊 美帆 徳島大学, 先端酵素学研究所, 特任助教 (00596158)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 小胞体ストレス応答 / ケミカルバイオロジー / CRISPRゲノムワイドスクリーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
約22万種類の東京大学創薬機構化合物ライブラリーから22万種化合物を探索し、東京医科歯科大学の細谷孝充教授らのグループと共同で、新規同定した化合物IBT21が小胞体ストレスで生じるタンパク質の凝集を抑制することを見出した。IBT21は、神経変性疾患の原因となる誤って折り畳まれたタンパク質の凝集を抑制して細胞保護に働くことから、アルツハイマー病やハンチントン病、プリオン病といった神経変性疾患の新たな治療薬候補となることが期待され、この成果はElife. 8. pii: e43302 (2019)に昨年度報告した。当該年度は、昨年度までに同定した化合物を用いて、統合的ストレス応答関連疾患治療の概念実証に取り組んだ。そして、統合的ストレス応答経路を活性化させる物質として共役リ ノール酸のひとつを見出し、それに高脂肪食の摂食を減退させる作用があることを見出し、iScience誌 (2021)に報告した。また新たに同定した化合物 KM04794 が、小胞体ストレスを緩和して膵β細胞のインスリン分泌機能や細胞生存を改善する働きがあることを見出して、Cell Chemical Biology誌 (2022)に報告した。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)