2020 Fiscal Year Annual Research Report
Visualization of inflammation in coronary artery plaque and elucidation of the mechanism of myocardial infarction development by using high resolution PET scan
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19H03592
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
納谷 昌直 北海道大学, 大学病院, 講師 (20455637)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
孫田 惠一 北海道大学, 大学病院, 副放射線技師長 (20636419)
平田 健司 北海道大学, 医学研究院, 准教授 (30431365)
真鍋 治 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 特任助教 (40443957)
真鍋 徳子 自治医科大学, 医学部, 教授 (70463742)
志賀 哲 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (80374495)
石田 雄介 北海道大学, 医学研究院, 助教 (80649088)
長内 俊也 北海道大学, 医学研究院, 助教 (90622788)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 炎症性プラーク / 冠動脈疾患 / 頚動脈プラーク / 高分解能PET |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、1. 最新型高分解能PET/CTを用いた非侵襲的炎症性プラークの可視化。 2. PETでの炎症性プラーク描出と病理所見との対比による検査の妥当性の評価。3.生活習慣病、炎症性サイトカイン、MMP、酸化ストレス、心筋壊死組織の炎症性活動性に対する影響を明らかにし、炎症性プラーク形成の機序解明。4. 糖尿病、脂質異常症、高血圧、喫煙に対するガイドラインに遵守した生活習慣病の最適化内服加療や冠血行再建術の炎症性プラーク治癒に対する効果を検証である。 結果:42例(年齢は63±11歳、男性33例[79%])を前向きに登録した。急性心筋梗塞(n=27)、安定狭心症n=9)と非冠動脈疾患(n=6)であった。炎症を反映する定量的target blood比はそれぞれ群で左冠動脈主幹部(1.45±0.35, 1.43±0.27, 1.30±0.18, P[ANOVA]=0.57)、左頚動脈(2.41±0.39, 2.38±0.67, 2.53±0.54, P=0.80)、上行大動脈(2.16±0.49, 2.13±0.45, 2.23±0.24, P=0.92)と群間に差は認めなかった。左冠動脈主幹部のTBRが1.5以上のリスク群と考えられる患者は、それぞれ17%, 56%, および41%に認めたことから(P=0.32)、急性心筋梗塞だけではなく安定狭心症患者にも半数弱にプラーク破綻のリスクがあると考えられた。 本研究の意義は、最新型PET/CT装置をいち早く導入し、冠動脈、頚動脈、大動脈といった血管の炎症の可視化と定量評価を確立したことにある。この研究により、冠動脈疾患患者に対して、心筋梗塞発症リスクのある病変や患者を同定し。致死的な心血管イベントを予防・治療できる可能性がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
倫理委員会の承認済み EDCシステムの構築済み 42例の患者から同意を得て、検査を実施した。 2021年度の日本および国際学会への発表抄録が採択された。
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Strategy for Future Research Activity |
特に問題なく進行している。 引き続き患者の登録を進めていく。 症例数が集まったところで、検査結果をまとめ、学会での発表や、論文作成を計画している。
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