2019 Fiscal Year Annual Research Report
シフト勤務看護師の概日リズム実態調査とAI解析による是正生活パターンの検証
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19H03925
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
山口 曜子 大阪市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50381918)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 真介 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (00623810)
中島 智晴 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (20326276)
藤田 寿一 大阪市立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (30212187)
若村 智子 京都大学, 医学研究科, 教授 (40240452)
森木 ゆう子 大阪市立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (70374163)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 睡眠と糖代謝 / 概日リズムの乱れ / シフト勤務者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、睡眠と糖代謝の視点で、シフト勤務を行う看護師の生体リズムである概日リズムの乱れを調査し、人工知能の機械学習解析を用いて概日リズムの乱れを是正する生活パターンを見出し提案することである。乱れた体内時計(概日リズム)を整える必要性についてはすでに明らかにされているが、シフト勤務者に対し変則性生活に添い、概日リズムの調整を行うという看護の視点から生活パターン行動は明らかにされていない。 今年度は、主に次の4項目について実施した。1)本研究実施に向け、倫理審査提出書類の作成を行い、本学科の倫理審査委員会の承認を得けた。2)AI解析プログラム開発のために、生体リズムを測定するための入力項目および時計遺伝子解析のために方法について文献から把握し整理を行った。3)生体リズムに対する新たな知見を得るために各種研究会、学会に参加し情報の収集を行った。4)研究着手に向け、データ収集環境の準備及び整備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今年度は、倫理審査申請書の作成と申請を行った。学科内の倫理審査申請後において、研究を実施する上での倫理的配慮に対する問題については指摘を受けることはなかった。しかし、研究計画書にまで指摘を受け倫理審査の承認を得るに当初の予想以上に時間を要した。さらに、毛髪の時計遺伝子解析を行うため、別部署の医学部において、ゲノム倫理審査を受ける必要があった。その準備と医学部の申請システム入れ替えのため手続きに時間を要している。したがって、今年度は研究に着手することが出来ない状況下であったが、AI解析のプログラム開発に向け、入力項目について整理を行った。今後は、その情報の共有が必要である。しかし、コロナ感染症発生のため、情報共有が遅れている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
医学部ゲノム倫理審査を受け、その後、研究協力者の大学で迅速倫理審査の申請を行う。並行して、データをAIで解析するための入力項目の見直しと、AI解析プログラムの開発を行う。すべての倫理審査の承認を得てから、研究協力施設に依頼し、研究協力者を募る予定である。今年度は、少なくとも10~20名からデータを収集する予定である。
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