2021 Fiscal Year Annual Research Report
Study on microplastics generation from industiral materials and its solution
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19H04327
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
中山 裕文 九州大学, 工学研究院, 准教授 (60325511)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島岡 隆行 九州大学, 工学研究院, 教授 (80202109)
小宮 哲平 九州大学, 工学研究院, 助教 (20457451)
長谷川 良二 福山市立大学, 都市経営学部, 准教授 (00522103)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 産業用プラスチック / 漁業 / 廃棄物処理 / 産業連関分析 / プラスチックフロー / 排出構造 |
Outline of Annual Research Achievements |
漁業分野では、中型まき網漁、はえ縄漁、イカ釣り漁の3つの漁船漁業における活動量当たりのプラスチック製品の投入量原単位の推定を行った。各漁船漁業の漁業従事者から資材購入データを入手して整理するとともに、その他必要な情報を漁業従事者へのヒアリング調査等によって入手し、ボトムアップ型の調査を行った。その結果、中型まき網漁のプラスチック製品投入量原単位は、漁獲高1t当たり6.4kg、はえ縄漁は186.7kg、釣り漁は35.5kgと推定された。 廃棄物分野では、一般廃棄物最終処分場におけるMPsの物質フローを把握した。最終処分場に搬入される破砕不燃物からは1kgあたり920個のMPsが確認され、代表的な成分はPET、ポリノジック等であった。中間覆土から確認されたMPsの代表的な成分も類似していた。法面では、敷設された遮水シート保護マットから脱離したMPsが法面小段に堆積していることを確認した。雨水調整池において、底質からはそれぞれ249個/kg-dry、 201個/kg-dryのMPsが確認されたことから、MPsが調整池の底に堆積していると考えられた。また、浸出水処理施設において、処理後の放流水からはMPsが確認されなかったことから処理過程においてMPsが除去されていると考えられた。 さらに、産業プラスチック資材の排出に関して、フローとしての経済状況との関係性を明らかにするために、産業連関表を用いた廃プラスチックの排出要因分析を行った。要因分析では2000-2005-2011年接続産業連関表および2005-2011-2015年接続産業連関表を用いて、2000・2005・2011・2015年の4時点の排出量の経年変化を104部門の産業で導出した。さらに産業プラスチック資材を排出する産業、およびプラスチック資材の供給側の産業に焦点を当て、排出構造を明らかにした。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)