2022 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19H04389
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
小野沢 あかね 立教大学, 文学部, 教授 (00276700)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金 富子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (40558102)
吉見 義明 中央大学, 企業研究所, 客員研究員 (40102884)
中里見 博 大阪電気通信大学, 共通教育機構, 教授 (10283384)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 性売買 / 性売買防止法 / 売春防止法 / 性売買問題解決のための全国連帯 / 性売買経験当事者ネットワーク・ムンチ / 女性支援新法 / 買春 / 性搾取 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の活動を、交付申請書に記した「研究実施計画」に照らしてまとめる。 ①計画通りシンパク・ジニョン氏の著作の日本語版を、金富子監訳、小野沢あかね・仁藤夢乃解説『性売買のブラックホール--韓国の現場から当事者女性とともに打ち破る』(ころから、2022年5月)として出版することができた。②小野沢あかねと金富子を中心に、本書の内容と日韓の性売買問題についてのオンラインシンポジウムを2度開催した。1度目(6/11)は、本書の著者のシンパク氏に講演していただき、韓国の性売買の状況、性売買経験当事者の状況等についてお話しいただいだ。2度目(7/3)は、当時国会で審議中であった「女性支援新法」について戒能民江氏にお話しいただくとともに、韓国の性売買防止法について金富子氏に、日本の性売買の現場についてColaboの仁藤夢乃氏にお話いただくシンポジウムを行なった。 ③ウェブサイト「買春/性搾取のない社会を目指して」を作成し、ドメインを取得した。ただし、まだ修正の必要な部分があるため公開にまでは至らず、パスワードをかけた状態で、一部の人にのみ見てもらっている。 ④翻訳を進めてきた韓国の性売買経験当事者ネットワーク・ムンチの本の日本語版『無限発話 買われた私たちが語る性売買の現場』を梨の木舎から出版することが決まり、本年度末の時点で初校の校正まですすんだ。6月末に出版予定で、7/8にムンチ・メンバーを招聘したシンポジウムを開催予定である。 ⑤買春を禁じた北欧モデルを近年導入したフランスから、その実現に貢献した国会議員モード・オリビエ氏と、性売買経験当事者活動家1人が、「性売買問題解決のための全国連帯」によって韓国に招聘され、会議とシンポジウムがもたれた。本科研メンバーもこの会議とシンポジウムに招かれ、9/22~24まで同行事に参加し、北欧モデルについての知見を深めた。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(15 results)