2022 Fiscal Year Annual Research Report
Effects of pore size on carbonate apatite bone substitute's osteoconductivity and replacement to bone
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19H04469
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
石川 邦夫 九州大学, 歯学研究院, 教授 (90202952)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 骨組成 / 炭酸アパタイト / 骨補填材 / 気孔形態 |
Outline of Annual Research Achievements |
骨補填材の高機能化には組成だけでなく、気孔形態・サイズ、結晶子サイズなど多くの因子の検討、最適化が必要である。そこで、本研究においては、炭酸アパタイト骨補填材の気孔形態(一次元、二次元、三次元)および気孔サイズが骨補填材の骨伝導性や骨置換性などに及ぼす影響を検討した。本年度は研究計画の最終年度にあたり、昨年度までに調製した炭酸アパタイト骨補填材を実験動物(ウサギ)の大腿骨等に埋入し、マイクロCTや病理阻止学的観察を行った。 その結果、気孔の有無が極めて重要で、骨補填材の高機能化に多孔体化は必須あることが確認された。一次元気孔骨補填材を開口面が既存骨と接触するように埋植した場合は配向された骨試料中央部まで形成された。また、血管形成も一軸方向に認められた。二次元気孔骨補填材も試料中央部まで骨形成が認められた。しかしながら、気孔の絶対量が少ないためか新生骨量は一次元気孔骨補填材より少なかった。三次元気孔骨補填材は最も多くの新生骨が確認されたが、骨の配向性は一次元気孔骨補填材に比較して劣っていた。 一次元気孔骨補填材を用いて気孔サイズの影響を検討した結果、300~500μmが骨形成量の観点から最も好ましいことが明らかになった。 以上の結果から、気孔形態、気孔サイズによって骨補填材の高機能化が可能であることが明らかになった。気孔形態は再建する骨の部位等によって選択すべきであると結論された。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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