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2019 Fiscal Year Annual Research Report

Anthropological study on performance and place for minorities

Research Project

Project/Area Number 19J40098
Research InstitutionKwansei Gakuin University

Principal Investigator

米山 知子  関西学院大学, 国際学部, 特別研究員(RPD)

Project Period (FY) 2019-04-25 – 2022-03-31
Keywordsマイノリティー / パフォーマンス / オーストラリア / アレヴィー / 実践の場
Outline of Annual Research Achievements

採用初年度であるため、1年を通してこれまでできなかった先行研究の検討を行った。その上で8月にオーストラリア・メルボルンにおいてアレヴィー・コミュニティに関する現地調査を行い、成果として11月に東洋音楽学会第70回研究大会で口頭発表、20年1月にアメリカ合衆国ハワイ州で開催された18th International Congress on Arts and Humanitiesでポスター発表を行った。また、7月にタイ・バンコクで開催されたInternational Council of Traditional Music(1日間)、12月の舞踊学会研究大会に参加し学会の研究動向の把握に努めた。おおむね計画通りに進めることができたが、3月に予定していたメルボルンでの現地調査はコロナウイルスの世界規模での感染拡大によって2020年5月に延期した。
8月の現地調査では、新たなセマー実践者との人脈もでき、今後の研究の発展につなげることができた。彼らはインターネットを活用し広く活動を公開している。インターネット(オンライン活動)が身体技法として、音楽としてのセマー実践の場として重要な役割を担っていることが確認できた。
3月の調査延期によって生じた繰り越し分の研究費を使用し、2020年5月にオーストラリア・メルボルンおよび近郊のダンデノン地区におけるアレヴィー・コミュニティにおけるセマー実践に関する現地調査を行う予定であったが、コロナウイルスの世界規模での感染の収束はみられず、オーストラリアへの入国が不可能であったため、実施することができなかった。そのため、2019年度繰り越し分研究費を使用することができなかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

コロナウイルスの世界規模での感染拡大の収束の目途がつかず、オーストラリア・メルボルンにおけるアレヴィー・コミュニティの調査を実施することができず、計画の遅れ、変更を余儀なくされている。オーストラリアは入国制限が厳しく、無理にビザを入手し入国できたとしても、感染者数が増加している日本からの訪問は、現地の調査対象の人々との関係に支障をきたす可能性が依然として高い。そのため、強硬的な現地調査の実施は不可能である。

Strategy for Future Research Activity

コロナウイルスの世界規模での感染拡大状況によって、オーストラリアの入国の変化次第ではあるが、インターネットを活用し現地の人々とコミュニケーションをとり、また彼らの動向を把握する。昨今アレヴィーにおいても移住先でインターネットを使用した活動が活発になっているという報告があるため、研究計画の視点を柔軟に変更し、様々な分野で活用されているオンライン活動、ICTを研究の焦点に加える。

  • Research Products

    (4 results)

All 2020

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results) Presentation (2 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results) Book (1 results)

  • [Journal Article] 身体に刻まれた記憶の記録―トルコ・アレヴィーの身体技法セマーとその実践の場から2020

    • Author(s)
      米山知子
    • Journal Title

      COMPOST

      Volume: 1 Pages: 109‐118

    • Peer Reviewed / Open Access
  • [Presentation] Religious Symbol or Cultural Performance?: A Case Study of Turkish Alevi’s Semah in Melbourne2020

    • Author(s)
      Tomoko Yoneyama
    • Organizer
      18th International Conference on Arts and Humanities
    • Int'l Joint Research
  • [Presentation] 民衆的楽器のあり方-ユーラシアの有棹撥弦楽器を比較する―トルコのバーラマ2020

    • Author(s)
      米山知子
    • Organizer
      東洋音楽学会第70回研究大会
  • [Book] 映像で学ぶ舞踊学-多様な民族と文化・社会・教育から考える2020

    • Author(s)
      遠藤保子、弓削田綾乃、高橋京子、相原進、貫成人、一柳智子、酒向治子、砂連尾理、瀬戸邦弘、葵美京、岩澤孝子、百瀬響、横尾咲子、亀谷真知子、米山知子、神戸周、岡田桂、原田奈々子、平田利矢子、松本奈緒、林夏木、細谷洋子、阪田真己子、鹿内菜穂、野田章子
    • Total Pages
      197
    • Publisher
      大修館書店
    • ISBN
      978-4-469-26883-6

URL: 

Published: 2021-12-27  

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