2022 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19K00092
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Research Institution | Bukkyo University |
Principal Investigator |
斎藤 英喜 佛教大学, 歴史学部, 教授 (40269692)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中嶋 奈津子 佛教大学, 総合研究所, 特別研究員 (50772555)
八木 透 佛教大学, 歴史学部, 教授 (70200475)
星 優也 池坊短期大学, その他部局等, 講師(移行) (50850583)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 神楽史 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度には、これまでの研究成果を書籍化するために、研究代表の斎藤、ならびに分担者の八木透、星優也を編者として『歴史と地域のなかの神楽』と題して、法蔵館より2023年4月30日づけで刊行した。以下のような目次構成である。 序──神楽研究、さらなる深化のために (斎藤英喜)Ⅰ部 神楽史の中世 第一章 中世注釈と岩戸神楽説──『兼邦百首哥抄』の記述から (星 優也)第二章 中世、対馬の八幡信仰、放生会と神楽──国難克服祈願としての祭儀と芸能 (松尾恒一)第三章 一六世紀前後の出雲における社人・巫女の組織化と荒神 (岡 宏三)コラム1 歴史のなかの花祭へ――近世への射程 (星 優也) Ⅱ部 神楽史の近代第四章 神楽の近代──大乗神楽の事例から (鈴木正崇)第五章 神楽と国譲り神話──近代における芸能の創造 (鈴木昂太)第六章 折口信夫の「神楽」研究・再考──「鎮魂術」をめぐって (斎藤英喜)コラム2 コロナ禍の都市祭礼と民俗芸能 (八木 透) Ⅲ部 神楽と地域社会第七章 近世、榛名山太々講の商品性 (矢嶋正幸) 第八章 「墓獅子」の変遷における一考察──岩手県と青森県八戸市を中心に (中嶋奈津子)コラム3 いざなぎ流の神楽と土佐のカグラ (梅野光興)あとがき――総括にかえて (星 優也) 本書によって、「神楽の中世的展開とその変容」について、総合的に中世から近世、近代への変貌の歴史的なダイナミズムや、また岩手、奥三河、備後、出雲、土佐も対馬の諸地域に展開する神楽の現場を描き出すことが出来た。
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Research Products
(4 results)