2022 Fiscal Year Annual Research Report
グローバルネットワークによる日本語・継承語の加算的バイリンガル育成に関する研究
Project/Area Number |
19K00738
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
落合 知子 神戸大学, 国際人間科学部, 准教授 (50624938)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保田 真弓 関西大学, 総合情報学部, 教授 (20268329)
吉富 志津代 武庫川女子大学, 文学部, 教授 (20608559)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 母語教育 / 加算的バイリンガル / ICT / ライフストーリー調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では本研究では日本・韓国・ベトナム・ボリビアなどで国境を越えて移動する若者をICTでつなぎ、ネットワークを創出し、加算的バイリンガルに成長した青少年のライフストーリーを取り、いかに加算的バイリンガルが成長するのか、そのメカニズムを研究することを目的として開始された。 2019-2021年には 新型コロナウィルスの影響で、海外に出ることがかなわず、主に日本の神戸において韓国系の若者とベトナム系の若者へのアプローチをし、沖縄においてボリビア沖縄県人会や世界うちなんちゅ大会関係者の助けを得て、在ボリビアノコロニアオキナワの日系社会とのコンタクトをとった。新型コロナ期間は国内からZOOMやLINE電話SLACKなどを用いてネットワークを作った。 コロナの終息が見え始め、国内移動の制限の弱まり海外への物理的渡航が可能になった2022年度に1年間研究期間を延長し、世界うちなんちゅ大会に参加し、韓国とボリビアに渡航しこれまでインターネット上で築いたソウル近辺の聖公会大学校や九里歴史クラブとの交流やボリビア・サンタクルス市近郊のコロニア沖縄第1第2移住地、サンファン移住地での調査を実施し、47名がアンケート・インタビューに協力をしてくれ、その後も永続的にインフォーマントとして情報提供を得られる状態を構築した。 神戸での調査結果はすでに第1弾を落合(2022)として、公表しているが今後、沖縄や神戸に加え、ボリビアでの調査結果を整理分析し、本科研の成果として公表していく予定である。 さらにビデオレター等ICT機器を用いた2言語教授法に関しての論考についてもコロナ化により停滞していたが、順次出版予定である。
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Research Products
(7 results)