2023 Fiscal Year Annual Research Report
多文化共生に向けた地域日本語教育の再構築ー官学民協働プロジェクトの省察を通して
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19K00745
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
福村 真紀子 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 助教 (50835866)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三代 純平 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (80449347)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 官学民協働プロジェクト / 多文化共生社会 / 地域日本語教育 / 教育実践の可視化 / 実践研究 / 公共日本語教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の一環として、2023年6月25日に日野市において、官学民連携による「親子de多文化交流」を開催した。主催者側では、オンラインで打ち合わせをしたり、実際に対面で顔合わせをして地域が抱える課題を共有し、多様な背景を持つ親子が交流を通して人的ネットワーク構築のきっかけが作れるように企画を練り上げた。その全プロセスは、多文化共生に向けた地域日本語教育の再構築の実践であり、本研究はその実践の意義と課題を明らかにすることを目的とした。 2023年度は、2016年から開催してきたイベントを振り返り、以下の5つの発表を行った。 ①「官学民共同プロジェクト「親子de多文化交流」をめぐる実践研究」(2023年度日本語教育学会秋季大会, 2023年11月25日)②「サービスラーニングによるシティズンシップ教育の試み:親子de多文化交流プロジェクトの実践研究」(韓国日語教育学会第44回国際学術大会, 2023年12月2日)③「官学民連携による「親子de多文化交流」プロジェクト:官学民それぞれの学び」(第7回多文化社会実践フォーラム, 2023年12月17日)④「新しい日本語教室のカタチ:日本語にこだわらない日本語教育の実践を例に」(日本語ミートアップ実行委員会 日本語ミートアップ!みんなで話そう!, 2024年2月4日)⑤「地域の日本語教室、どう創る?:日本語を教えない実践の紹介」(ことばの市民塾, 2024年2月24日) コロナ禍により実施できない年度もあったが、研究期間全体を通した成果としては、プロジェクトの理念を新たに公民館と地域日本語教室に共有でき、協働の相手を増やせたこと、毎回のイベントで作成した動画を学会発表や地域での講演会で参加者に視聴してもらい、多文化共生に向けた地域日本語教育の新しい在り方についてさまざまな視点から意見交換を行い、プロジェクトの質を高めていけたことである。
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Research Products
(3 results)