2020 Fiscal Year Research-status Report
理工学部生のL2可能自己に基づくキャリア教育エクササイズの開発と指導法の研究
Project/Area Number |
19K00836
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
岩本 典子 東洋大学, 理工学部, 教授 (40568060)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 宏予 東洋大学, 理工学部, 教授 (00320789)
Schulman Maichel 東洋大学, 理工学部, 准教授 (50328647)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 英語教育学 / キャリア教育 / L2可能自己 / 英語学習モチベーション / キャリア志向性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、理工学部生のL2可能自己理論を反映させたキャリア教育エクササイズを考案し、効果的な指導方法を開発することを目的とする。研究2年目は、初年度に実施したアンケートとインタビュー調査に基づき、キャリア教育エクササイズを考案・実施していく予定であった。しかし新型コロナウィルス感染拡大により、全英語クラスがオンデマンド型オンライン授業に変更になってしまったため、授業でアクティビティーを実施する計画を進めることが出来なかった。 今年度は文献研究を中心におこない、初年度のアンケートでは詳細に調査することができていなかった「キャリア志向性」の測定方法について研究した。キャリア教育学分野で使用されているアンケートを検討した結果、梅崎・田澤(2013)の項目を参考にすることにした。このアンケートでは、将来のキャリアに対する「ビジョン」と「アクション」を測定できるため、英語授業におけるキャリア教育が、学生の将来におけるビジョンにどのような影響をもたらすのか、さらに将来に対して実際にアクションをおこなえるところまで到達できたかについて明らかにすることができる。次回のアンケート調査では、これら新しい項目を入れたアンケートを作成し、実施することにした。 出版が予定されている「理系学生の英語教育」に関する書籍の1つの章を担当することになり、キャリア教育エクササイズを導入した英語教育の効果について論文を執筆した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染拡大によりオンデマンド型オンライン授業になったため、計画していたアクティビティーを授業で実践することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度は、オンライン授業と対面授業を交互に行う形で英語授業を実施することになった。新型コロナウィルス感染防止のため、授業方法に制限があるが、できる範囲でアクティビティーを取り入れていく予定である。
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Causes of Carryover |
(理由)新型コロナウィルス感染拡大のため、予定していた学会発表ができなかった。またオンライン授業となり、アクティビティーを授業内で実践することができず、アクティビティーの効果を調査する学生インタビューも実施することができなかった。このため、次年度への繰り越しが大幅に生じた。 (使用計画)統計やキャリア教育関連の書籍を購入する。インタビュー調査の謝礼品を購入する。学会発表の参加費と旅費を計上する予定である。
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