2022 Fiscal Year Research-status Report
Public Diplomacy and State Museums as a medium in Putin's Russia--
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19K00938
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
巽 由樹子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (90643255)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ロシア / ミュージアム / 文化外交 / メディア / 日ソ / 美術 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は本課題に関連した研究会を1回実施し、論文集の編纂方針をとりまとめることができた。また、国際情勢により、ロシアでの文書館の調査は見込みが立たなかったが、コロナ禍が一定程度、終息しつつあることから、米国に渡航し、ニューヨーク公共図書館、メトロポリタン美術館で関連資料を収集した。特にメトロポリタン美術館は、日ソ間と同様、米ソ間の美術交流でアメリカ側の中心的役割を果たした機関であり、比較考察の対象として有望であることが確認できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
国外渡航が可能になって新規に史資料を入手でき、また、成果刊行について方針を定めることができたから。
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Strategy for Future Research Activity |
米国での資料収集をしつつ、論文集刊行のために、現行の執筆と取りまとめ、出版社との交渉などを進める。
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Causes of Carryover |
コロナ禍により国外での調査ができず旅費が想定よりかからなかったため、2021年度より全額が積み重なっていた。ただし、2022年度末のニューヨーク出張により大幅に支出したため、残額は少なく、書籍の購入に使用することを計画している。
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Research Products
(1 results)