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2021 Fiscal Year Research-status Report

The life history of the movement against Japan-the ROK normalization talks: with analyzing the diary of the exective director of Japan-Korea Research Institute

Research Project

Project/Area Number 19K01005
Research InstitutionNiigata University of International and Information Studies

Principal Investigator

吉澤 文寿  新潟国際情報大学, 国際学部, 教授 (30440457)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2024-03-31
Keywords日本朝鮮研究所 / 日韓条約 / 在日朝鮮人 / 在朝日本人 / 引揚者 / 日常史
Outline of Annual Research Achievements

2021年度も新型コロナウイルス感染症の世界的流行が収まらなかったため、海外学会などにおける研究成果発表ができなかった。今年度も故・木元賢輔氏の日記、録音インタビュー資料の整理、国内における出張および資料収集などの活動に限定した。
2021年6月27日に在日朝鮮人運動史研究会関東部会の例会報告で「日韓会談反対運動に関する日常史的研究―日本朝鮮研究所事務局長の日記を通して(1946年8月から1950年3月まで)―」と題した研究報告を行った。初めての対面による報告であった。この報告では木元氏が朝鮮から引揚げてから高校時代までの記録を整理したものである。この研究会には日本朝鮮研究所所員として木元氏と活動をともにした方や、在朝日本人史を研究する方などが参加しており、専門的な意見交換をすることができた。
同年12月18日に朝鮮史研究会関東部会の例会報告で「日韓会談反対運動に関する日常史的研究―日本朝鮮研究所事務局長の日記を通して(1950年4月から1952年5月まで)―」と題した研究報告を行った。この報告では木元氏が大阪で大学時代を送った頃の記録を整理した。Zoomによるオンライン会合であったが、資料の解読なども含めて、多くの方から助言をいただいた。
翌年2月14日に韓国の高麗大学校アジア問題研究院から招待を受けて、Zoomによるオンライン形式で、1960年から1965年までの木元氏についての講演を行った。日記資料を整理したものを中心とする内容であったが、当日の参加者から「日常史とは何か」という質問が出るなど、研究方法を含めて思考し直す機会となった。
このほか、2021年12月初めには大阪で木元氏の親族との会合をもち、写真などの貴重な資料を見ながら、当時の思い出話を聞くことができた。引き続き連絡を取って研究を進める環境を整えた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

日記及びインタビュー資料の整理は進んでいるが、海外出張ができないなどの環境は昨年と同様であった。ただし、昨年に比べると、研究報告や公演を3度実施したことに加え、木元氏の足跡をたどるフィールドワークを引き続き実施することができたことなどを踏まえると、昨年よりは着実に進捗しているといえる。そのことを勘案しても、関連資料の収集及び木元氏の経歴との突き合わせなどの作業が十分に進んでいないことを勘案して、昨年と同様に「やや遅れている」と評価した。

Strategy for Future Research Activity

来年度中に木元氏関連の一次資料(日記及びインタビュー記録)の整理が終るように努力したい。とくに、木元氏とのインタビュー記録は文字起こしをして精査する作業が必要であるため、優先順位を上げていきたい。
関連資料の収集を継続的に実施し、フィールドワークも引き続き実施するとともに、国内の学会により多く参加しつつ、研究成果を広く発表できる機会を模索したい。

Causes of Carryover

前年度に引き続き、新型コロナウイルスのパンデミックにより、海外出張のための費用を執行できなかった。また、2021年度は人件費・謝金が発生しなかったため、2022年度以降、これらの資金を有効に活用して、資料整理及び収集、そして研究会などにおける発表、出版準備などの作業を進めたい。

  • Research Products

    (5 results)

All 2022 2021

All Presentation (3 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results,  Invited: 1 results) Book (2 results)

  • [Presentation] 日韓会談反対運動に関する日常史研究(1960~1965年)2022

    • Author(s)
      吉澤文寿
    • Organizer
      高麗大学校アジア問題研究院
    • Int'l Joint Research / Invited
  • [Presentation] 日韓会談反対運動に関する日常史的研究―日本朝鮮研究所事務局長の日記を通して(1946年8月から1950年3月まで)―2021

    • Author(s)
      吉澤文寿
    • Organizer
      在日朝鮮人運動史研究会関東部会
  • [Presentation] 日韓会談反対運動に関する日常史的研究―日本朝鮮研究所事務局長の日記を通して(1950年4月から1952年5月まで)―2021

    • Author(s)
      吉澤文寿
    • Organizer
      朝鮮人運動史研究会関東部会
  • [Book] 韓日会談1965 戦後韓日関係の原点を検証する2022

    • Author(s)
      吉澤文寿(厳泰奉訳)
    • Total Pages
      285
    • Publisher
      イダムブックス(韓国)
    • ISBN
      9791168012752
  • [Book] 日韓会談研究のフロンティア2021

    • Author(s)
      吉澤文寿
    • Total Pages
      280
    • Publisher
      社会評論社
    • ISBN
      9784784515905

URL: 

Published: 2022-12-28  

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