2023 Fiscal Year Research-status Report
International comparison on regional disaster prevention and reconstruction system
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19K02209
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
長谷川 万由美 宇都宮大学, 共同教育学部, 教授 (70308104)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 大一朗 宇都宮大学, 地域デザイン科学部, 准教授 (80764422)
近藤 伸也 宇都宮大学, 地域デザイン科学部, 准教授 (50426532)
飯塚 明子 宇都宮大学, 留学生・国際交流センター, 准教授 (60806925)
土崎 雄祐 宇都宮大学, 地域デザイン科学部, コーディネーター (30794854)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 地域防災 / NPO / 国際比較 / 台湾 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は国内の調査を中心に進めた。国内の調査としては住民が自治会公民館を中心とした防災拠点の整備を検討している栃木県河内郡上三川町を対象として,防災拠点設置の有用性を分析する.防災拠点を活用し,住民が中心となって地域での防災活動や被災時に地区内での支援を円滑に行えるようにすることを目的とする.GIS による地域分析と,防災拠点の機能をテーマとした自治会向けのワークショップを実施した。 また、東日本大震災の被災後にNPOを立ち上げた代表者に対する聞き取り調査を実施し、十数年を経て、被災時対応だった団体が、地域福祉の核として機能してきていること、そのことが将来の災害時には地域の災害対応拠点として機能する可能性があることなどが明らかとなった。 国際比較については台湾の研究者との準備は進めたものの実施にいたらなかった。花蓮地震を踏まえて、計画を見直す必要もあるため、計画を精査した上で、2024年度に実施すべく準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
国際比較については2023年度に準備はしたものの具体的な調査研究に進むことができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度の準備を踏まえ、台湾の地域防災について、花蓮地震での対応も踏まえた調査ができるよう2024年度の調査研究を計画し,実施する。またその結果を日本の能登半島地震での実践も踏まえて比較し、国際比較研究として進めていく。
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Causes of Carryover |
国際比較の現地調査を実施しなかったため
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