2020 Fiscal Year Research-status Report
同僚制原理に基づく大学教育の質保証とアカデミック・リーダー育成に関する比較研究
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19K02856
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
杉本 和弘 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (30397921)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | アカデミック・ガバナンス / 政府統制 / 同僚制 / アカデミック・ボード |
Outline of Annual Research Achievements |
第2年度である2020年度は、コロナ感染拡大のため、研究の遂行、特に海外調査が実施できない状況となったことを踏まえ、第1年度の作業を継続して実施することとした。特に、アカデミック・ガバナンスに影響を及ぼし、変容を促してきた背景を考察するため、豪州における高等教育政策の動向を明らかにすることを目的に近年の政策課題とその結果に関する整理を行った。豪州高等教育政策を形成する基礎的要件として、①高等教育機関の類型とその設置形態・設置認可、②資金配分システム、③学位・資格制度、④質保証制度、⑤入学制度と教育課程、⑥授業料・奨学金制度に関する最新状況を収集し整理した。かかる成果の一部は、文部科学省編『諸外国の高等教育』(明石書店)として刊行される予定である。 また、上記で進めている文献調査に基づくアカデミック・ガバナンス及びリーダーシップに関する研究成果の一部は、大学基準協会令和2年度スタディー・プログラム2において「高等教育における質文化の醸成とアカデミック・リーダーの役割」として講演を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナ感染拡大を受け、予定していた海外調査が実施することができていない。この結果、現地調査による個別具体的なアカデミック・ガバナンスの実態を調査できていないことで、本研究の進捗状況は「やや遅れている」と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナ感染拡大で現地調査を遂行できない状況にあることを踏まえ、オンラインを用いた関連の先行研究を行っている研究者へのインタビュー等を行う予定としている。
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Causes of Carryover |
新型コロナ感染拡大を受け、予定していた海外調査・国内調査が実施することが叶わなかったことが大きく影響している。次年度は、新型コロナ感染状況を勘案しながらとなるが、オンラインによる調査も計画しつつ、現地調査を行って研究課題の推進に努める。
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