2020 Fiscal Year Research-status Report
情報通信技術を活用した多職種連携による臨床研究リテラシー修得支援に関する実践研究
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19K03092
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
長谷川 毅 昭和大学, 医学部, 教授 (90349100)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西脇 宏樹 昭和大学, 医学部, 講師 (20465173)
矢嶋 宣幸 昭和大学, 医学部, 准教授 (70384360)
大田 えりか 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (40625216)
野間 久史 統計数理研究所, データ科学研究系, 准教授 (70633486)
井上 永介 昭和大学, 医学部, 教授 (50528338)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | システマティック・レビュー / 臨床研究リテラシー / 情報通信技術 / 多職種連携教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、2019年度に引き続き、システマティック・レビュー(systematic review: SR)論文執筆を通じた臨床研究リテラシー習得および実践支援プログラム」を施行した。公募にて選抜したプログラム参加者1期生9名(医師5名、歯科医師2名、薬剤師2名)および担当教員4名(医師1名、看護師・保健師1名、生物統計専門家2名)の体制で、情報通信技術(Information and Communication Technology:ICT)も活用した多職種連携教育(interprofessional education: IPE)を行った。 2020年7月と12月(2日間)にそれぞれ対面式ワークショップ(7月コクランSRプロトコール・ワークショップ、12月コクランSRフルレビューワークショップ)を日本コクランセンターと共催で開催した。2020年12月には、再度公募にて選抜したプログラム参加者2期生7名(医師3名、歯科医師2名、理学療法士2名)を追加メンバーとして迎えた。2021年1月には、メンバー16名、担当教員4名、全員参加のもと、日本コクランセンターと共催でコクランSRタイトル登録セミナーを開催した。 また、月1回の定期研究進捗カンファレンスや適宜の個別ミーティングなどもWeb会議システムなどのICTを活用して継続的な研究支援を行っている。 研究成果としては、1篇のコクランSRフルレビュー論文が出版された。現在、コクランSRプロトコール論文3編、非コクランSRプロトコール論文1編がそれぞれ査読審査中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2020年度に予定していた「ICTを活用したIPEによる臨床研究リテラシー修得および実践支援プログラム」の対面式ワークショップ(計3回)をWeb配信システムも併用しながら予定通り開催できた。また、月例定期研究進捗カンファレンスおよび適宜開催の個別ミーティングなどによる継続的な研究進捗支援もWeb会議などを活用して行い、順調に研究成果発表に至りつつあるため。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度は、7月にコクランSRプロトコール・ワークショップ、12月にコクランSRフルレビュー・ワークショップ(2日間)を開催予定である。2021年10月には第3期の「ICTを活用したIPEによる臨床研究リテラシー修得および実践支援プログラム」参加者を公募し、12月には追加プログラム参加者を決定する予定である。ICTを活用して遠隔会議やオンデマンドの遠隔学習システムを併用し、月例定期研究進捗カンファレンスや適宜個別ミーティングも実施し、継続的なSR論文執筆支援を行い、更にSRフル・レビューおよびプロトコール論文出版を目指す。また、プログラムメンバー限定の特設ホームページも構築して研究進捗上の問題点やそれに対する助言の共有を図り、更なる研究進捗の促進を行う。
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Causes of Carryover |
日本コクランセンターとの共催で行うコクラン正規ワークショップの開催経費は、教育プログラム参加者から徴収した参加費(半額減免)と本大学法人からの研究費支援により、予定より支出を減じることが出来たため、次年度使用額が生じた。2021年度は2回(計3日間)の正規ワークショップの開催費用が生じる見込みであり支出予定である。また、2020年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、各々の研究課題研究成果の国内外における学術発表の機会が失われたが、2021年度は複数回の学会発表関連費用および論文化の際の英文校正費、論文投稿費としての使用が見込まれる。また、プログラムメンバー限定の特設ホームページ構築費用も算定する予定である。
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Research Products
(2 results)