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2021 Fiscal Year Research-status Report

癌間質細胞由来MCP-1による抗血管新生阻害剤耐性獲得の打破

Research Project

Project/Area Number 19K07694
Research InstitutionNagoya City University

Principal Investigator

原 賢康  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (80528860)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 志賀 一慶  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (20747282)
高橋 広城  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (30381792)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2023-03-31
KeywordsCAF / 血管新生 / 大腸癌 / MCP-1
Outline of Annual Research Achievements

引き続き担癌患者におけるMCP-1値の測定を続けたが担癌患者60人における血中値からはMCP-1の値に進行度との関連を認めることはできなかった。また血管新生阻害剤を用いた化学療法施行患者においても経時的に血中MCP-1値を測定したが治療効果と血中値との間に相関を認めなかった。癌患者から分離培養したCAFを用いてMCP-1分泌についてELISAを用いて解析をしたがいずれのCAF株からもある一定の濃度のMCP-1分泌が確認できた。
血管内皮細胞株HUVECを用いた単独培養ではHUVECの増生はMCP-1投与で増強し、MCP-1中和抗体投与下で抑制されることが確認できた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

これまでの検討として、①担癌患者におけるMCP-1値の測定を続けたが担癌患者60人における血中値からはMCP-1の値に進行度との関連を認めることはできなかった。②血管新生阻害剤を用いた化学療法施行患者においても経時的に血中MCP-1値を測定したが治療効果と血中値との間に相関を認めなかった。③しかしながら癌患者から分離培養したCAFを用いてMCP-1分泌についてELISAを用いて解析をしたがいずれのCAF株からもある一定の濃度のMCP-1分泌が確認できた。
このことは末梢血中のMCP-1値の推移は患者の全体のMCP-1値の推移を反映してしまうため有効ではなく、局所について再度検討すべきとの判断に至った。従って再度臨床検体におけるCAF中のMCP-1の発現を免疫染色を用いて確認、組織中の濃度の差異で評価しなおすことを計画修正した。

Strategy for Future Research Activity

再度臨床検体を検索しなおし化学療法直前の腫瘍摘出がなされ、化学療法の効果判定可能な症例を探し、組織の免疫染色を施行し組織中のMCP-1活性を評価する。その後の化学療法の効果とを比較し、組織中MCP-1値と化学療法との効果を比較検討する。

Causes of Carryover

新たに追加し実験を行う内容が出現したため。
再度臨床検体を検索しなおし化学療法直前の腫瘍摘出がなされ、化学療法の効果判定可能な症例を探し、組織の免疫染色を施行し組織中のMCP-1活性を評価する。その後の化学療法の効果とを比較し、組織中MCP-1値と化学療法との効果を比較検討する。

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Published: 2022-12-28  

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