2021 Fiscal Year Annual Research Report
Harmonization of FDG-PET/CT and an imaging biomaker: A Japanese multicenter study
Project/Area Number |
19K08187
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
北島 一宏 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (80448860)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山門 亨一郎 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (20263022)
甲斐田 勇人 近畿大学, 医学部, 講師 (40299425)
伊藤 公輝 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医長 (40602074)
関根 鉄朗 日本医科大学, 医学部, 講師 (00747826)
大崎 洋充 群馬県立県民健康科学大学, 診療放射線学部, 准教授 (90392349)
濱田 顕 近畿大学, 大学病院, 助教 (80772954)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | FDG-PET/CT / ハーモナイゼーション / 多施設共同研究 / 肺癌 / 乳癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
4施設(兵庫医科大学、近畿大学、国立がんセンター中央病院、日本医科大学)の臨床病期Ⅰ期の非小細胞肺癌495人の手術前FDG-PET/CT画像を集めて、1) RAVAT (Image based harmonization method) を用いて得られた FDG-PET/CT 検査の定量値 (hSUVmax, hMTV, hTLG) が stage I 期 NSCLC で有効かを検証し、最も有効なパラメーターは何か、2) Mathematical based harmonization method で算出された rSUVmax 値(岡田らの報告で用いられている方法) でも、同様に評価し、 RAVAT (Image based harmonization method) を用いて得られた SUVmax 値と臨床的な差異があるか、を検証した。 結果は、1) hSUVmaxが最も有効なパラメーターで、RFS・OS共に独立した予後予測因子であった。病理学的にも、AIS/MIA/Lepidicといった予後良好な病理組織型はSUVmax値が有意に低値で、Solid/SQ/Othersといった予後不良な病理組織型はSUVmax値が有意に高値であった。Variantの主な組織型はinvasive mucinousで、過去の報告と同様に、有意に低値で、invasive mucinousに関してはSUVmaxで予後不良因子として同定することは困難と考えられた。2)rSUVmaxとhSUVmaxは予後、臨床的特徴ともに同様の傾向を示し、明らかな臨床的な差異は認めなかった。実際の臨床病期別の差をみても、最大で1.12 (rSUVmax/hSUVmax)の差であり、今回の検討では差を見出すことはできなかったが、最新のPET装置ではさらに差が開く可能性もあると考えられた。今後、発表予定である。
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Research Products
(2 results)