2021 Fiscal Year Research-status Report
地域包括ケアシステムにおける歯科・福祉連携の定式化に向けたプログラムの構築
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19K10227
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
柳沢 志津子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 講師 (10350927)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市川 哲雄 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (90193432)
後藤 崇晴 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (00581381)
吉岡 昌美 徳島文理大学, 保健福祉学部, 教授 (90243708)
白山 靖彦 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (40434542)
竹内 祐子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (80457316)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 口腔機能管理 / 介護保険施設 / 介護従事者 / 歯科と福祉の連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,歯科・福祉連携の問題点に対して,連携の前段階にある「前提条件」に着目し,各専門職が連携に向き合う意識と態度,職種間の関係性を解明することを目的とする。 本年度は,介護保険施設に従事する介護従事者への郵送調査及び訪問調査を計画していたが,新型コロナ感染症の拡大が落ち着かず,介護保険施設は関係者以外の立ち入りが禁止されるなど,介護保険施設に対する調査は難しいと判断し,昨年度に引き続き実査を延期した。 そのため,本年度は先行研究および調査項目の再検討を行った。新型コロナ感染症の影響が比較的少なかった,地域包括支援センターの社会福祉士,ケアマネージャー,保健師に対して,調査票(案)を用いたプレ調査を実施し,多職種連携の具体例をうかがい調査項目に関する意見交換を行った。その後,得られた意見を参考に調査票の内容を再検討し,来年度は郵送調査を実施できるよう,研究協力機関への協力依頼、倫理委員会への申請の準備を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度に郵送調査及び訪問調査を実施する予定であったが,新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い,介護保険施設や医療機関の関係者に対する調査は難しいと判断し,昨年度に引き続き今年度も実査を見送った。調査の延期に伴い,研究期間の延長申請を行い,研究日程の調整を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
従来の計画どおり,介護従事者及び歯科医師,歯科衛生士を対象とした郵送調査を実施する予定である。介護保険施設の口腔機能管理における連携の前段階にある「前提条件」に関する項目,「自分自身の限界」,「他職種の専門性や業務に対する理解」「協力や援助を求める行動」「職種間の関係」で構成した調査票を用いた郵送調査を実施する。加えて,調査協力を得た介護保険施設8施設(徳島県・岐阜県)に勤務する介護従事者,看護師,栄養士を対象に,介護保険施設の口腔機能管理における職種間の関係形成過程に関する聞き取り調査を実施する。
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Causes of Carryover |
郵送調査および訪問調査の延期,学会がオンライン形式になったため,本年度分の未使用額が生じた。繰り越した研究費は,調査票発送のための通信費や印刷費,調査協力施設までの交通費,学会参加費など,調査実施,結果の公表に係る費用に充てる予定である。
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Research Products
(5 results)