2021 Fiscal Year Research-status Report
Research about development of new teaching method to promote voluntary action of learners in clinical clerkship
Project/Area Number |
19K10505
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
横尾 英孝 千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (70724657)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
朝比奈 真由美 千葉大学, 医学部附属病院, 特任教授 (00302547)
鋪野 紀好 千葉大学, 医学部附属病院, 特任助教 (10624009)
塚本 知子 千葉大学, 医学部附属病院, 特任助教 (30456074)
松本 暢平 千葉大学, 国際未来教育基幹, 特任助教 (30737755)
神田 真人 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (50444055)
伊藤 彰一 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (60376374)
笠井 大 千葉大学, 医学部附属病院, 特任助教 (70815076)
若林 華恵 千葉大学, 医学部附属病院, 特任助教 (90645623)
杉山 淳比古 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (90722934)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | コーチング / クリニカル・クラークシップ / 臨床実習 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、①コーチング担当指導教員の養成と②クリニカル・クラークシップ中の医学生へのコーチングの導入の2つの要素で構成されている。今年度も前年度に引き続き①のクリニカル・クラークシップ中の医学生にコーチングを実施する教員6名(いずれも分担研究者)の養成を継続し、年度の冒頭にそれが完了した。そのため、②のクリニカル・クラークシップ中の医学生へのコーチングの導入について具体的な計画を立案し6月から10月にかけて千葉大学医学部附属病院に臨床実習中の医学生15名に対して養成されたコーチング担当指導教員6名が臨床実習と並行して1ヶ月間のコーチングを行った。また、介入の前後で参加した医学生に対して自己効力感やレジリエンス、臨床実習に対する姿勢などの自己評価アンケートを実施した。さらに、介入終了後には参加した医学生に対し、臨床実習中にコーチングを受けたことに関する半構造化されたフォーカスグループインタビューを3回に分けて実施し、量的データの根拠を補完すべく質的データの十分な収集を行った。インタビューの内容は録音・文字起こしを行い分担研究者とともに内容分析を実施し、説明的順次デザインの混合研究法として効果を検証・報告する方針とした。 また、上記計画の実施と並行して第53回日本医学教育学会大会や欧州の国際医学教育学会(An International Association for Medical Education 2021)に分担研究者らと参加し関連する領域の再診の知見収集や人材交流、情報交換を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルス感染症パンデミックの渦中でも対応しうる臨床実習やその代替教育法の検討、研究計画の修正などの対応を昨年度十分に実施したため、今年度はイレギュラーな臨床実習の中であっても医学生への介入やデータ収集が順調に進んだと考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
臨床実習中の医学生へのコーチング介入結果を質的量的に解析し、国内外の学会や論文で発表する。また、コーチング担当指導教員を養成したカリキュラムの開発についてもデータをまとめ評価を行う。そして両者の結果や反響を踏まえて、今後の新しい研究課題を模索する。
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Causes of Carryover |
令和3年度に参加予定であった第53回日本医学教育学会大会や欧州で開催される国際医学教育学会であるThe Association for Medical Education in Europe (AMEE) 2021が完全オンライン開催となったため、計画していた旅費が未使用となった。 このため、未使用額は発表を予定している令和4年度の第54回日本医学教育学会大会や欧州で開催される国際医学教育学会であるThe Association for Medical Education in Europe (AMEE) 2022の参加費に充てることとし、令和4年度に元々請求していた旅費は論文の校正・出版費用や養成したコーチ担当指導医の質の維持と向上に充てることとする。
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