2019 Fiscal Year Research-status Report
Evaluation of the efficacy to reduce delirium by environmental adjustments intervention among stroke patients
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19K10903
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
田中 準一 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (80718990)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | せん妄 / 環境調整 / 脳卒中 / 介入研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
脳卒中患者のせん妄の発症率は13-48%を示し,せん妄群は非せん妄群に比べて入院中および12ヶ月後の死亡率が高く,平均在院日数が9.39日延長し,長期療養施設へ転院する傾向にあることがこれまでの研究で明らかにされている.転倒などの入院中のインシデントの増加やせん妄を発症した患者の対応に追われるスタッフの疲弊など,その影響は広範囲にわたり,患者および医療現場に大きなインパクトを与えている.そのようなインパクトを与えているにも関わらず,せん妄に対する標準化された予防的看護ケアは普及の動きがみられない現状にある.そのため,せん妄の発症要因の中でも,介入が容易かつ標準化が可能な環境調整に着目し,1)夜間にアイマスクおよび耳栓を使用する環境調整によるせん妄予防効果を評価し,2) 1)の介入に加え,カレンダーおよび時計を設置して,見当識を維持する看護介入を行う環境調整によるせん妄予防効果を評価する.同時に,3) 各介入が在院日数に及ぼす影響を評価し,4) せん妄発症のリスク因子を明らかにすることを本研究の目的とする. 現在までに次の計画を完了した.1)調査を実施する上で必要なデータ入力用調査システムとデータベースの作成が概ね完了した。2)研究協力施設および研究協力者(脳卒中センター看護師,医師)へ研究協力依頼を行った.3)研究計画書および倫理審査申請書の作成を行い申請に向けて準備を進めている.臨床試験登録システムへの登録もあわせて行っていく.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
調査を実施する上で必要なデータ入力用調査システムとデータベースの作成に時間を要した.
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Strategy for Future Research Activity |
倫理審査および臨床試験登録システムへの登録が完了次第,研究対象者のリクルート,ベースライン調査,介入および追跡調査の実施していく.
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Causes of Carryover |
調査を予定通り開始できなかったため次年度使用が生じた。使用計画として、介入の実施に必要なアイマスク、耳栓、環境センサ、データ入力用スマートフォンなどの消耗品の購入を検討している。
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