2020 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
19K10950
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
澄川 真珠子 札幌医科大学, 保健医療学部, 准教授 (20432312)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桑村 由美 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (90284322)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | フットケア / 糖尿病 / 外来システムの構築 / 組織的課題 |
Outline of Annual Research Achievements |
先行研究から明らかとなった、看護専門外来の役割や課題について、学術集会で発表した。また、先行研究と、自施設附属病院のフットケア外来における、ソフト・ハード面における課題を踏まえ、2020年度末に日本糖尿病学会認定教育施設(約700施設)に所属している認定・専門看護師を対象とした全国調査を行い、施設毎の改善点を見出すことでフットケア外来の質向上を目指していたが、Covid-19の影響により調査が実施できていない。 所属施設の附属病院の外来においては、ケア実施場所のスペースが狭いこともあり、外来運営を中断している。このような状況から他施設においても通常の運営が行えていない可能性があり全国調査の実施を見合わせている。各施設の状況が落ち着き次第、全国調査を実施予定である。 また、フットケア看護実践力に向け、これまでに提案してきた足潰瘍発症リスク分類指標の検討は専門家会議により進めており、家族支援力や地域包括ケアに関する指標の内容妥当性について検討し、医学雑誌における執筆活動や学術集会におけるシンポジウムにおける講演活動を行った。フットケア外来再開後、足潰瘍発症リスク評価指標の検証をフットケア外来通院中の糖尿病患者を対象に介入研究をとおして検討する予定である。 そのため、研究期間を1年程度延長して、糖尿病フットケア看護専門外来システムの構築に向けた研究を継続する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
Covid-19の影響により、全国調査の実施が難しいと判断した。各施設の状況が落ち着き次第、全国調査を実施予定である。また、足潰瘍発症リスク指標の検討についてもフットケア外来の運営が再開後に実施予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
Covid-19の影響により、元来の組織がどの程度維持できたかなども含めた質問項目を再検討したうえで、全国調査を実施予定である。また、糖尿病看護の学術集会がオンライン開催される予定が決まっているため、交流集会などを活用し、全国の認定・専門看護師との交流の場を設定し、組織的課題について検討できる機会とする。質問紙調査による回答だけでなく、リアルな意見データを抽出することで、質的な分析を加えられると考える。
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Causes of Carryover |
Covid-19の影響にり、他業務が増えたことと、全国的な医療施設においても質問紙調査を実施することは困難と判断したため。 引き続き、感染拡大状況を見据えながら、糖尿病看護に関する研究動向についてオンラインで開催される学術集会への参加や文献学習などをとおして見聞を広めること、調査や介入研究が可能となった際には研究が実施できるように予算計上した。
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Research Products
(4 results)