2020 Fiscal Year Research-status Report
総排泄腔遺残症患者の母子関係の特徴と家庭における性教育との関連
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19K11059
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
川田 紀美子 九州大学, 医学研究院, 准教授 (70709592)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牛島 廣治 日本大学, 医学部, 上席研究員 (10091068)
宮田 潤子 (秋吉潤子) 九州大学, 医学研究院, 講師 (20380412)
濱田 裕子 九州大学, 医学研究院, 准教授 (60285541)
野口 ゆかり 九州大学, 医学研究院, 講師 (70304847)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 総排泄腔遺残症 / 家庭内性教育 / 母子関係 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和2年度は前年度に引き続き、研究分担者とのミーティングを定期的に行った。また、患者とその家族に対するインタビュー調査の内容検討に加わり、疾患や対象者への理解をさらに深めていった。加えて、前年度行なった、女子大学生を対象に家庭内性教育と母子関係との関連について調査した結果をまとめ、論文として公表した。また、女子大学生を対象に、父娘関係と家庭内性教育との関連についても調査を行い、学会発表を行なった。 今年も昨年度と同様、COVID-19感染防止の観点から患者の集まりは開催せず、代わりにZoomを使用しての患者交流会を2020年6月に開催した。また2021年2月には、総排泄腔遺残症に関する全国規模の患者交流会と市民公開講座が、共同研究者主導でZoomを使用して開催された。市民公開講座では、ランチョンセミナー「いつかお子さまと性の話をするために…」を開催した。セミナーでは、女子大学生を対象とした調査の概要と結果を紹介し、結論を患者家族へのメッセージとして提言した。また、セミナーの反応を把握するためにアンケートを行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
正確には、COVID-19感染防止の観点から計画を修正し、それがおおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年2月に行なったアンケートを分析する。COVID-19の状況が落ち着けば、患者さん及びその家族との直接の交流を深めたい。
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Causes of Carryover |
COVID-19感染防止のため、患者会がWeb開催となり、また開催回数も予定より少なかった。学会もWeb開催であったため、交通費や宿泊費が必要なかった。大学より論文投稿に関する助成金が支給された。 来年度は異動するため、患者会が開催される際には交通費宿泊費が発生するのでそれに充てる。また、次の分析に必要なソフトウェアを購入予定である。
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Research Products
(2 results)