2022 Fiscal Year Research-status Report
The development of sedentary lifestyle prevention of old people after artificial joint surgery of lower extremity
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19K11141
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
藤田 君支 九州大学, 医学研究院, 教授 (80315209)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牧本 清子 大阪大学, 大学院医学系研究科, 名誉教授 (80262559)
田渕 康子 佐賀大学, 医学部, 教授 (90382431)
松永 由理子 (明時由理子) 九州大学, 医学研究院, 講師 (50612074)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 身体活動 / 低強度活動 / 自己効力感 / 尺度開発 / 人工関節 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は人工関節置換術後の身体活動の評価尺度の開発に向け、下記の計画を実施した。 本研究は、Krollら(2007)が開発したExercise Self-Efficacy Scale(以下ESES)の日本語版を作成し、心理的特性を評価することを目的とした。 対象は人工股関節置換術あるいは人工膝関節置換術の術前と術後患者とした。調査は自記式質問紙と3軸加速度計アクチグラフwGT3X-BTを使用した。質問紙調査は一般性自己効力感尺度(General Self-Efficacy Scale:以下GSES)、改訂版SQASH(The short questionnaire to assess health enhancing physical activity)、Oxford Hip Score(OHS)またはOxford Knee Score(OKS)を使用し、基準関連妥当性の評価する仮説の検証を行った。再検査信頼性は、7日の間隔で日本語版ESESを二回調査して、級内相関係数(ICC)とBland-Altman分析を実施した。本研究は九州大学病院医系地区部局倫理審査委員会において承認を受けて実施した。 分析対象者は113名で、女性が88.5%、平均年齢は68.0±8.7歳だった。日本語版ESESは良好な内部一貫性を示した(クロンバックα係数= .925)。級内相関係数は.872 (95%CI=.808~.915)で、Bland-Altman分析ではバイアスは存在しなかった。日本語版ESESとGSESの相関はρ = .402(p < .001)で、仮説検証では10の仮説のうち、80%の仮説が確認された。日本語版ESESは適切な内部一貫性、再検査信頼性、妥当性が示され、一般化については限界があるが、人工関節手術後患者の身体活動を支援する評価指標として有用と考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
理由 低強度身体活動の評価指標の開発に時間を要し、身体活動支援の調査が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度完成した日本語版ESESを使用して、身体活動支援の計画推進の準備を進めている。
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Causes of Carryover |
コロナの影響により研究が遅れている
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Research Products
(3 results)