2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a self-stress management education program for expatriates and their families
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19K11229
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Research Institution | Shitennoji University |
Principal Investigator |
亀井 縁 四天王寺大学, 看護学部, 准教授 (90624487)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濱田 篤郎 東京医科大学, 医学部, 特任教授 (10164906)
松永 優子 東京医科大学, 医学部, 兼任講師 (70459204)
成瀬 和子 東京医科大学, 医学部, 教授 (70307122)
山岡 由実 神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (00326307)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 海外駐在員 / 海外駐在員家族 / セルフストレスマネジメント / 教育プログラム / メンタルヘルス |
Outline of Annual Research Achievements |
海外駐在員と家族に向けたセルフストレスマネジメント教育プログラム を開発することが目的である。COVID-19の拡大により、2020年初頭頃から海外への渡航が制限され、当初計画していた海外での研究活動が前年に引き続き実施が叶わなかった。そのため、最終年度は駐在員を対象にオンライン調査による「COVID-19禍におけるメンタルヘルスに関するアンケート調査」を実施し実態調査につとめた。アンケート調査の目的は、COVID-19の流行下における駐在生活への影響を明らかにすることである。調査表は研究者らが作成した個人の質問とCOVID-19に関する質問から構成され、個人の質問項目は、性別、年齢、仕事、居住地、海外勤務経験等11項目である。COVID-19に関する質問は、COVID-19による影響、不安、情報収集方法等の6項目とサポートに関する自由記述であった。SPSS Version28.0を用いて各項目についての記述統計を行った。COVID-19による影響と個人属性との関連の分析にはマンホイットニーのU検定とクラスカルウォリス検定を用い、有意水準を5%と定めた。自由記述は、意味内容の類似性に基づきまとめ、まとまりの意味を表すカテゴリ名をつけた。中国に在住する駐在員236人から回答を得られ、COVID-19の流行下において、本アンケートに協力した駐在員の約8割が、仕事への影響と生活への影響があったと回答し、心身に影響があったとの回答は約6割であった。COVID-19による心身への影響は、職位が高くなると仕事への影響が大きく(p =.016)関連していたが、他の項目の関連はみられなかった。分析結果をまとめ学会発表と論文投稿の準備をすすめた。 また、前年度の研究結果をもとに「海外勤務者ノート」には、新たに駐在員が現地従業員との人間関係構築のための資料となる3つのコラムを追加した。
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Research Products
(4 results)