2019 Fiscal Year Research-status Report
モデルカリキュラムをベースとした学校司書養成の質保証に関する研究
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19K12701
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Research Institution | Jissen Women's University |
Principal Investigator |
安藤 友張 実践女子大学, 文学部, 教授 (20435118)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野口 武悟 専修大学, 文学部, 教授 (80439520)
伊藤 真理 愛知淑徳大学, 人間情報学部, 教授 (90351155)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 学校司書 / 質保証 / モデルカリキュラム / 学校図書館法 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究期間の初年度である本年度は、文献調査と質問紙法調査(郵送調査)の2種類を実施した。 文献調査については、外国の文献については、高等教育の質保証に関する専門的文献(学術雑誌)である Quality in Higher Education に掲載された、過去20年間の主要論文を入手した。国内の文献については、大学基準協会が発行した各種調査報告書を入手すべく、同協会の資料室で資料調査を行った。その他、質保証(内部質保証及び外部質保証に関する文献)をテーマとした市販されている高等教育関連の書籍を入手した。文献調査を通して、学校司書養成に限定せず、高等教育全般における質保証に関する論点整理を行った。 質問紙法調査(郵送調査)については、日本全国の教育委員会事務局(町村の教育委員会を除く)に対して、調査用紙を郵送した。調査実施の時期であるが、2019年9月中旬から、同年11月中旬にかけて行った。調査対象の教育委員会数は860団体であった。回収率は41.1%であった。質問紙法調査では、各地方自治体の教育委員会が学校司書の採用時において求める、資質・能力などの内容を明らかにすることを主な調査目的とした。文部科学省が通知した「学校司書のモデルカリキュラム」の履修者を採用条件として求める教育委員会は、2団体であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
文献調査及び質問紙法(郵送調査)は、おおむね当初の研究計画通り、遂行している。質問紙法(郵送調査)の回収率も40%を超えたので、有効な調査データ数を得られたからである。
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Strategy for Future Research Activity |
研究代表者と研究分担者との対面による打ち合わせが困難なので、スカイプやズームを使ったオンライン会議で行う。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由であるが、当初予定していた対面による研究打ち合わせができなくなり(実施回数の減少)、旅費の支出額が減ったから。次年度の使用計画であるが、主として、高等教育における質保証(内部質保証及び外部質保証)をテーマとした、図書(和図書・洋図書)の購入費に充てる。その他、学校司書養成をはじめ、高等教育全般における質保証をテーマとした各種の研究会・シンポジウムの参加費(旅費など)に充てる。
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Research Products
(2 results)