2020 Fiscal Year Research-status Report
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19K12706
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
青柳 英治 明治大学, 文学部, 専任教授 (00515075)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 専門図書館 / 公共図書館 / 大学図書館 / 連携協力 / 図書館サービス |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度では本研究の目的である「専門図書館における連携・協力モデルを構築すること」を明らかにするために,次の4点の研究を進めた。第一に,2019年度に専門図書館を対象に実施した質問紙調査の結果を報告書としてまとめ,回答協力機関に送付できた。 第二に,2019年度に専門図書館を対象に実施した質問紙調査の回答機関のうち,聞き取り調査に協力可能な機関で,かつ連携・協力に特徴的な状況が見られる7機関に対して,訪問による聞き取り調査を行った。質問紙からは読み取れなかったより詳細な連携・協力の状況を把握できた。 第三に,公共図書館と大学図書館を対象に,専門図書館との間における連携・協力の実情を明らかにするため質問紙調査を実施した。具体的には,2020年6月,公共図書館約860館,大学図書館約920館に質問紙を発送した。葉書による督促を一回行い,2020年9月までに公共図書館約660館,大学図書館約590館から回答を得られた。その結果,専門図書館における連携・協力の実情を,他館種の側面から把握できる基礎データを入手することができた。 第四に,2019年度に専門図書館に対して実施した質問紙調査の結果に基づき,2020年11月,日本生涯教育学会において研究発表を行い,成果の普及に努めることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍により,聞き取り調査を対面実施からZoomによるオンライン実施に変更するなどの対応を行ったが,質問紙調査,聞き取り調査ともに概ね予定通りに実施できた。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度は次の3点の研究を進める予定である。第一に,2020年度に公共図書館と大学図書館を対象に実施した質問紙調査の結果を集計の上,分析を含めた取りまとめを行う。第二に,2020年度に公共図書館と大学図書館を対象に実施した質問紙調査の回答機関のうち,聞き取り調査に協力可能な機関で,かつ連携・協力に特徴的な状況が見られる機関に対して,訪問による聞き取り調査を行う。第三に,公共図書館と大学図書館を対象に実施した質問紙調査と聞き取り調査に基づき,学会において研究発表を行い,成果の普及に努めるとともに参加者からの多様な観点に基づく助言を得ることによって,研究内容を深化させる。 以上の研究から得られた成果をもとに,専門図書館における連携・協力のあり方について検討を深め,モデル構築を進める。
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Research Products
(3 results)