2021 Fiscal Year Research-status Report
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19K12706
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
青柳 英治 明治大学, 文学部, 専任教授 (00515075)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 専門図書館 / 公共図書館 / 大学図書館 / 連携協力 / 図書館サービス |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度では本研究の目的である「専門図書館における連携・協力モデルを構築すること」を明らかにするために,次の3点の研究を進めた。第一に,2020年度に公共図書館と大学図書館を対象にそれぞれ実施した質問紙調査の結果を各々報告書としてまとめ,回答協力機関に送付できた。第二に,2020年度に公共図書館と大学図書館を対象にそれぞれ実施した質問紙調査の結果に基づき,2021年11月,日本生涯教育学会第42回大会において研究発表を行い,成果の普及に努めることができた。第三に,2019年度に専門図書館を対象に実施した質問紙調査と,2020年度に公共図書館と大学図書館を対象にそれぞれ実施した質問紙調査の結果に基づき,学術雑誌へ投稿するために研究論文を執筆し,投稿に向けた準備を進めることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
質問紙調査の結果を深化させるため,公共図書館と大学図書館を対象に聞き取り調査を実施する予定であった。しかし,コロナ禍にあるため,十分な準備を行った上で関係者への聞き取りを実施するまでには至らなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は次の3点の研究を進める予定である。第一に,2021年度に執筆した研究論文を推敲し,学術雑誌に投稿し掲載を目指す。第二に,2020年度に公共図書館と大学図書館を対象に実施した質問紙調査の回答館のうち,聞き取り調査に協力可能な館で,かつ連携・協力に特徴的な状況が見られる館に対して,訪問またはオンラインによる聞き取り調査を行う。第三に,2020年度に専門図書館を対象に実施した聞き取り調査と,2022年度に実施予定の公共図書館と大学図書館を対象とした聞き取り調査を総合して,それぞれの質問紙調査から読み取れなかったより詳細な連携・協力の状況把握に努める。その上で,本研究の目的である専門図書館における連携・協力モデルの構築のための検討を進める。
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Causes of Carryover |
コロナ禍にあるため,2021年度に実施予定であった公共図書館と大学図書館を対象にした聞き取り調査を実施できなかった。2021年度残額を2022年度費用とすることで,2021年度に実施予定であった聞き取り調査を実施する。
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Research Products
(2 results)