2021 Fiscal Year Research-status Report
A study on feature analysis of library reference transaction records and support for library pathfinder creation
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19K12725
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Research Institution | Kyushu Ryukoku Junior College |
Principal Investigator |
中尾 康朗 九州龍谷短期大学, 人間コミュニティ学科, 教授 (90738783)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | レファレンス事例 / 特徴分析 / 知識抽出 / パスファインダー / レファレンス協同データベース |
Outline of Annual Research Achievements |
レファレンス事例データは、図書館における個々のレファレンスサービスにおける記録データである。レファレンスサービスでは、情報源に基づいて回答を行うためレファレンスツールの選択がキーとなる。個々のレファレンスツールを正確に把握し、レファレンス質問を解決できているかを特定することが可能となる。レファレンス協同データベースの事例データには、レファレンスツールが回答および回答プロセスの自由記述文中に混在、ならびに参考資料フィールドにメタデータとして登録される形で存在している。正規表現や他の書誌データベースとの照合により可能な限り精度の高い抽出を行った。また、事例データにおけるレファレンス質問は、図書館員が利用者との間でレファレンスインタビュー等を行った結果、確定した最終質問を簡潔にまとめた文章である。レファレンス質問に対してテキスト解析を行い、特徴的な手がかり表現やトピックの分析を行った。2019年度はこれらの成果をもとに、特定のレファレンス質問や調べ方に対する最適なレファレンスツール群を求め、探索パターンの導出を試みた。 2020年度は、引き続きパスファインダーの実態調査を実施する想定だったが、新型コロナウイルスの蔓延のために、予定していたフィールド調査や会議報告を中止せざるを得ない状況が生じた。 2021年度に関しても、引き続きパスファインダーの実態調査を実施する想定だったが、新型コロナウイルスの蔓延のために、予定していたフィールド調査や会議報告を中止せざるを得ない状況が継続した。そのため、調査による情報収集を待たず、現状ある知見から、評価用の検索システムの開発を行っている。そのため、全体的に計画が遅延しているため、やむを得ず研究期間の延長を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2021年度に関しても、2020年度からの新型コロナウイルスの影響がなくならず、予定していた調査等を引き続き中止せざるを得ない状況が長引いたことによる。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルスの影響も一定程度落ち着いていた可能性が窺えることから、制約のある中ではあるが、今年度中には、現時点で得られている情報をもとに評価システムの構築を終わらせ、テストまで実施したいと考えている。可能な限り、年度中に、可能な範囲で研究成果の見通しが立つところまでは進めることを想定する。
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Causes of Carryover |
2021年度に関しても、2020年度からの新型コロナウイルスの影響がなくならず、予定していた調査等を引き続き中止せざるを得ない状況が長引き、活動が制約を受けたことによる。状況をみて可能であれば、調査を再計画して実施していく想定である。
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