2023 Fiscal Year Research-status Report
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19K13215
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Research Institution | Shizuoka Eiwa Gakuin University |
Principal Investigator |
大槻 知世 静岡英和学院大学, 人間社会学部, 准教授 (30805205)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 津軽方言 / 文末イントネーション / 音調 / 疑問文 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、津軽方言の談話における疑問文の文末イントネーションの質的追究を進めることを目的としている。 当初は3ヵ月を1クールとし、予備調査、分析、本調査、分析、追加調査、分析、という大まかな流れで、2クールごとに成果発表をする予定であった。対面調査・オンライン調査により採取する予定であったが、実施年度において新型感染症などの予期せぬ事態により、調査方法の変更を余儀なくされた。 以来、既存の音声付データベースから、疑問文のデータを抽出して分析しつつ、オンライン調査でデータを補うに方針を変え、音調の分析を行っている。状況をみて対面調査を再開することも企図している。着実に分析を進めている部分もあるが、データが限られていること、追加データをオンライン調査・対面調査で得られていないことから、音調分析についてはいまだ初期段階に留まっており、研究計画のスケジュールに影響している。 学会発表等は現段階では実現していないが、最終年度における成果発信のため準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
オンライン調査への移行を図り調査の進捗を企図したが、調査を頻繁に行うことが難しく、期待した成果を十分に得ることはできていない。データが得られていないことから、音調分析が初期の段階にとどまっており、当初計画より遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
調査協力者との連携を強化し、調査の頻度を可能な範囲で上げることを目指す。並行して、調査の効率化を図り、データの質を高めることで、データ量の不足を補いたいと考える。
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Causes of Carryover |
申請時に計画した調査出張、学会出張などが無くなり、方針転換後のデータベース利用についても、すでに利用登録が済んでいるものを活用していることから、新規登録料や利用料などが無く、予算に剰余が生じたため。
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