2021 Fiscal Year Research-status Report
第一次世界大戦後日本の治安体制の多角的研究:国際的位置づけと日本的特徴
Project/Area Number |
19K13339
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
萩原 淳 琉球大学, 人文社会学部, 准教授 (50757565)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 治安警察法 / 治安維持法 / 内務省 / 司法省 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度も「新型コロナウイルス感染症」(COVID-19)の影響が続き、図書館や学内利用に制限がかかる状況が続いた。特に、学外利用はほぼ全面的に制限され、海外渡航も事実上不可能な状況となったため、当初予定していた調査を実施できなかった。 ただし、そうしたなかでも研究課題遂行に必要な英語論文、研究書の取り寄せなどを積極的に行い、研究を進めた。治安警察法から治安維持法1928年改正まで、日本の当局及びマスメディアなど言論界が外国の治安法をどのように認識したのかという点について、分析した論文を発表できた。また、中公新書から平沼騏一郎の評伝を刊行することができた点について一定の成果であった。これらは研究課題を立体的に把握するのに大いに役に立った。 これらは想定外の事態に対する代替として適切なものであったが、予想外にCOVID-19の流行が長引き、当初計画より遅れていることも確かである。残りの計画を遂行するため、1年補助期間を延長することになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度も「新型コロナウイルス感染症」(COVID-19)の影響で、予定していた学外での調査を十分に実施できなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は予定していた学外での調査を実施し、遅れを取り戻せるように努めたい。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス流行の影響により予定した調査を実施できなかったため。次年度は新型コロナウイルス流行の影響次第だが、予定していた調査を実施できるよう努める。
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[Book] 平沼騏一郎2021
Author(s)
萩原 淳
Total Pages
320
Publisher
中央公論新社
ISBN
978-4121026576