2019 Fiscal Year Research-status Report
生活支援と運転・移動支援を繋ぐ見守りシステムの開発
Project/Area Number |
19K14028
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
伊藤 研一郎 東京大学, 高齢社会総合研究機構, 特任研究員 (30805578)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | IoT / 生活支援 / ヒューマンインタフェース / ユーザビリティ |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は【STEP1】生活行動データの計測実験 および 【STEP2】見守りシステムのプロトタイプ製作とシステムレベルの妥当性確認と検証の2点に焦点をあて,IoTセンサなどを用いた生活行動データの計測実験準備をすすめた. 実験環境である模擬住居での視線計測実験の準備は概ね順調に進み予備実験の実施が遅れているが,高齢者を対象としたIoTを用いた受容度や普段の利活用状況に関する実験を実施し,概ね順調に進んでいる.2020年度実施予定の見守りシステムプロトタイプ製作は先んじて取り組むことができ,元々の研究実施計画に比べて大幅に早く研究が進捗している. 一方で,3月に実験予定であったら視線計測実験は新型コロナウィルスの影響で凍結しており,再開が未定である.本実験は生活支援と移動支援をシステムレベルで繋げるためには欠かせない実験の一つだが,実験参加者と実施者の濃厚接触は避けられないため,パンデミックが収束するまで凍結する. 既に実施した高齢者を対象としたIoTを用いた受容度や普段の利活用状況に関する実験についてのデータはまとめ,国際会議へ投稿し,査読中である.今後は新型コロナウィルスの感染拡大状況を見ながら,高齢者以外の計測実験も実施し,全世代向けのシステムインタフェースの検討し,次年度投稿予定である. 実験参加者を集めて実験を行うことが時節柄難しく,今後の研究進捗への影響も考えられるが,濃厚接触を避けることができる実験実施方法を検討中である.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
【STEP1】の視線計測装置を用いた実験の実施は遅れているものの,その他の調査と実験の実施は実施され,当初計画の2020年度実施内容の【STEP2】についてもプロトタイプ製作は順調にすすでおり,機能の詳細化について着手できている.
|
Strategy for Future Research Activity |
【STEP1】で未実施である視線計測装置を用いた計測実験の実施を遂行し,見守りシステムのプロトタイプの開発と,移動支援システムとシステムレベルで繋げる事に取り組む予定である.
|
Research Products
(8 results)
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] How the Elderly Accept the Concept of IoT as Assistive Technology: Interventional Study of the Attitude to IoT by Workshop2019
Author(s)
Koki Nakano, Soo In Kang, Reina Yoshizaki, Taiyu Okatani, Akihiko Kamesawa, Daisuke Yoshioka, Jiang Wu, Yuriki Sakurai, Kenichiro Ito, Mahiro Fujisaki-Sueda-Sakai, Ikuko Sugawara, Misato Nihei, Takahiro Miura, Ken-ichiro Yabu, Taketoshi Mori, Tohru Ifukube and Junichiro Okata
Organizer
11th International Association of Gerontology and Geriatrics Asia/Oceania Regional Congress
Int'l Joint Research
-
[Presentation] IoTを活用した在宅高齢者のQoLとコミュニティ支援に関する研究2019
Author(s)
伊藤研一郎, 湖上碩樹, カンスーイン, 吉崎れいな, 櫻井友理希, 中野航綺, 吉岡大介, 藤崎万裕, 菅原育子, 二瓶美里, 三浦貴大, 藪謙一郎, 森武俊, 伊福部達, 原田昇
Organizer
ヒューマンインタフェース学会 高齢者支援ICT専門研究委員会 第2回研究会