2021 Fiscal Year Research-status Report
生活支援と運転・移動支援を繋ぐ見守りシステムの開発
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19K14028
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
伊藤 研一郎 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特任研究員 (30805578)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | IoT / 生活支援 / ヒューマンインタフェース / ユーザビリティ |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は【STEP3】見守りシステムのプロトタイプを用いた効果測定と評価実験を実施した.一方で,2020年度に引き続きCOVID-19の影響により,一部の実験環境の利用見合わせと人を対象とした実験を中止することとなった.一方で,2020年度に比べて感染症対策を行った上で対面実験が可能な時期なども増えたことから,2020年度に発生した計画の遅れを取り戻すことができた. 2020年度3月に実験予定であった実験は,昨年度の報告時では再開が未定であったが,2020年7月および9月に実施することができた. 対面での実験参加者を集めて実験を行うことが時節柄難しく,今後の研究進捗への影響も考えられるが,現在の進捗はおおむね順調に進展している. 一方で,世界中の多くの人達の生活様式が大きく変わり,生活支援における支援内容の需要が本研究の開始前から大きく変化した.特に,移動そのものが減ったことによる移動に対する社会的需要の質と量の変化は十分に考慮する必要があり,人々の生活も,生活支援と連携する支援システムとして,身体的な移動を伴う移動支援よりも,サイバー空間などオンライン世界との繋がりの強化を望む声が増えている. 本研究では,住宅街との移動・運転支援システムと連携することを研究の一部とおいていたが,より,柔軟な移動・運転支援システムに対応するために,サイバー空間における移動をも支援するためのシステム構成を検討することが重要であることがわかった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度はCOVID-19の感染状況に応じて適切な対策を講じた上で実験を実施する機会を設けることが複数できたため,2020年度に比べ大幅に研究が進捗した.一方で2020年度は対面実験の実施が困難な時期が長期にわたったため"3: やや遅れている"であった.本年度は実質的には"1.当初の計画以上に進展している"程度の進展はあったが,本交付を通してでの評価としては,"2.おおむね順調に推移している。"程度と表するのが妥当と考える.
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Strategy for Future Research Activity |
オープンソース化可能な部分とそうでない部分を整理し,ソフトウェアだけでなくハードウェ アを含めてオープン可能なものは積極的に全世界に発信し,システムの普及を検討する.特に,github などを通じてオープンにすることを検討し,公開する見守りシステムをベースに,全世界に応用可能性など議論することを可能とすることを目標とする.
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Causes of Carryover |
学術的な成果発表の掲載料や,オープンソース化などオープンな形で開発システムの公表を行うための機材などとして使用する計画である.
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