2022 Fiscal Year Annual Research Report
生活支援と運転・移動支援を繋ぐ見守りシステムの開発
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19K14028
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
伊藤 研一郎 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特任助教 (30805578)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | IoT / 生活支援 / 移動支援 / ヒューマンインタフェース / ユーザビリティ |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は【STEP3】見守りシステムのプロトタイプを用いた効果測定と評価実験のとりまとめを進めた一方で,2022年度いっぱいもCOVID-19感染拡大状況が不安定な時期が続き,対面での実験参加者を集めて実験を行うことが時節柄難しい時期が続いた.【STEP4】オープンソース化やオープンデータ化を検討しつつシステムの普及に着手するにあたり,上記【STEP3】のエビデンス不足でオープン化のとりまとめに難航した.なお,システムの普及にあたり,リビングラボを通じた実証に着手することはでき,社会実装に向けた結果を出すことはできた. なお,COVID-19の影響で世界中の多くの人達の生活様式が大きく変わり,生活支援における支援内容の需要が本研究の開始前から大きく変化した.特に,移動そのものが減ったことによる移動に対する社会的需要の質と量の変化は十分に考慮する必要があり,人々の生活も,生活支援と連携する支援システムとして,身体的な移動を伴う移動支援よりも,サイバー空間などオンライン世界との繋がりの強化を望む声が増えている.また,ポストCOVID-19をむかえつつあった2022年度後半においては,身体的な移動との情報的なつながりを新たな局面をむかえている. 本研究では,住宅街との移動・運転支援システムと連携することを研究の一部とおいていたが,より,柔軟な移動・運転支援システムに対応するために,サイバー空間における移動をも支援するためのシステム構成を検討することが重要であることがわかり,検討をすすめた.
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Research Products
(5 results)