2022 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19K14250
|
Research Institution | Musashino University |
Principal Investigator |
勘米良 祐太 武蔵野大学, 教育学部, 准教授 (10761778)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 文法教育 / 国語教育 / 植民地 / 朝鮮 / 国語教育史 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度における本課題の成果として、次の論文、学会発表がある。 (1)「中学校国語科における学習指導要領と文法論の関係」武藏野教育學論集 (14) 、pp.71-84、2023年3月/(2)「植民地朝鮮における 「国語」科文法教育の内容」「東アジアの文法研究の近・現代化」国際学術シンポジウム、2023年3月18日 以下、とくに(2)について説明する。このシンポジウムは、筑波大学人文社会国際比較研究機構総合言語科学ラボラトリーの主催による、中国、韓国、日本各国の文法研究をさらに促進させることをめざした国際シンポジウムである。発表者は招待発表として、国語教育史の対象に植民地も含めるべきであることを主張し、実際の研究成果を示した。研究分野、研究フィールドをまたいだ議論を行うことができた。なお、 2021年以前における本研究を通しての主たる成果としては、次ようなものがある。 ○「大正期植民地朝鮮における文法教育が国民統合に果たした役割―高等普通学校用教科書『日本口語法及文法教科書』に着目して―」『月刊国語教育研究』597、2022年/○「教科書史・教科内容史研究の可能性・方向性-文法教育史に関する研究を事例として-」全国大学国語教育学会第140回大会課題研究発表(招待発表)、2021年/○「国語科文法教科書における仮定形の定着過程」『人文科教育研究』48、2021年/○「知識事項と他領域との関連を問い直すー2010年代の文法教育に関する文献レビューを通してー」『国語教育史研究』22、2022年
|
Research Products
(2 results)