2020 Fiscal Year Research-status Report
International Comparative Study on English-Medium Programs in Non-English Speaking Countries
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19K14259
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
石倉 佑季子 大阪大学, 国際教育交流センター, 准教授 (40762414)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 大学の国際化 / 英語コース / 日本 / 韓国 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、日本および韓国において学部英語コースがどのように各国の高等教育の文脈に受容、浸透、発展したのかを明らかにし、非英語圏国における英語コースの持続可能かつ有効な枠組みの構築を図り、今後の大学の国際化の政策や戦略への示唆を提示することを目的としている。本年度は、昨年度に引き続き、日本や韓国における英語コースの文献調査、およびインタビュー調査を実施した。昨年度の国内調査に加え、韓国において英語コースを国際化の戦略として導入している3大学を選定し、教職員へのインタビュー調査を実施した。インタビュー調査に関しては、新型コロナウィルス感染症を受け、現地に行くことが出来なかったため、オンラインにて実施した。本年度は、インタビュー調査で得た情報は、国際学会( The International Academic Forum (IAFOR) The Osaka Conference on Education 2020) にて発表をした。収集したインタビューのデータは引き続き分析し、今後国内外での学会発表や論文執筆をし、研究成果をさらに幅広く発信していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通り、文献調査や国内外でのインタビュー調査を実施し、順調に調査が進められている。よって、本研究は概ね順調に進展していると評価できる。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度は、以下の通り取り組む予定である。 1. 国内外調査:引き続きインタビュー調査を実施(状況によりオンラインによるインタビューを実施) 2. 調査結果を分析し、日本と韓国のデータを比較 3. 研究成果を発表 (1) 国内外での国際教育学系の学会にて研究成果を口頭発表する (2) 国際教育学系の国際ジャーナルに論文を投稿する
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Causes of Carryover |
本年度は新型コロナウィルス感染症により、海外調査は現地に行くことができずオンラインにて実施、また学会発表を予定していた国際学会はキャンセルになったため、国際旅費を使用することが出来なかったため、次年度の使用額が生じた。次年度、海外へ赴くことができるようになり、国際学会に参加できるようになった際には予定通り、国際旅費として使用予定である。現地に赴くことが出来ない場合には、オンラインで開催する学会に参加するようにし、国内外にて研究成果を発信していく予定である。
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Research Products
(1 results)