2019 Fiscal Year Research-status Report
Structural basis for the formation of influenza virus ribonucleoprotein complex
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19K16667
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
杉田 征彦 (杉田征彦) 京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 特定助教 (00734469)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | インフルエンザウイルス / クライオ電子顕微鏡 |
Outline of Annual Research Achievements |
クライオ電子顕微鏡像を用いた画像解析(単粒子解析法)により、インフルエンザウイルス・リボ核タンパク質複合体 (RNP) の高分解能構造の決定を目指している。2019年度には野生型およびゲノムRNAのサイズを人工的に短縮した組換えRNPを調製し、クライオ電子顕微鏡像を多数取得したのちに画像解析を行った。構成分子である核タンパク質を可視化できるレベルの解像度で構造が捉えており、計算手法の最適化や試料調製方法の検討を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
装置の故障と出張制限の影響で試料の観察と評価に遅れが生じているが、既に取得済みの複数の画像解析の比重を高めて計算方法の検討が進んでいるため、概ね順調に研究が進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
構造多型の少ない状態で画像取得をできる試料の作製条件の検討し、クライオ電子顕微鏡による評価(観察)した上で画像取得・画像解析へと進み、RNPの高分解能構造を取得することを計画している。
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Causes of Carryover |
所属機関の異動と使用している研究機器の不具合に伴って、一部購入予定の物品の発注を延期したため。
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Research Products
(7 results)