2020 Fiscal Year Research-status Report
好酸球性副鼻腔炎の鼻茸における三次リンパ組織形成と局所T/B細胞の病的意義の解明
Project/Area Number |
19K18753
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
武田 和也 近畿大学, 医学部, 講師 (90734054)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 好酸球性副鼻腔炎 / Th2 / 三次リンパ組織 / T細胞 / B細胞 / 鼻茸 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度は好酸球性副鼻腔炎患者の鼻茸を用いて、シングルセルRNA解析による鼻茸局所ヘルパーT細胞の遺伝子発現解析を行った。 今年度は、コントロールとして、非好酸球性副鼻腔炎の鼻茸、及び鼻茸を伴わない慢性副鼻腔炎の鼻副鼻腔組織を用いて同様の実験を行った。 クラスタリング解析の結果、濾胞性Th2細胞に該当するクラスターが好酸球性副鼻腔炎では拡大していたが、非好酸球性副鼻腔炎および鼻茸を伴わない慢性副鼻腔炎ではごく少数であり、三次リンパ組織形成と好酸球性副鼻腔炎におけるType2炎症との関連を示唆する所見であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
手術件数の減少に伴う臨床検体の不足のため、シングルセルRNA解析など予定していた実験に遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
準備が整い次第、予定していた実験を行う予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症に伴う手術件数の減少に伴い、臨床検体の採取が予定より遅れており、シングルセルRNA解析など予定していた実験に遅れが生じている。 次年度、準備が整い次第、実験を行う予定である。
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Research Products
(1 results)