2021 Fiscal Year Research-status Report
がん関連倦怠感を緩和するマインドフルネスを用いた音楽療法プログラムの開発
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19K19588
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Research Institution | Shitennoji University |
Principal Investigator |
池内 香織 四天王寺大学, 看護学部, 准教授 (10460966)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 音楽療法 / マインドフルネス / がんサバイバー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、倦怠感を抱えたがんサバイバーを対象に、患者負担の少ないマインドフルネスを用いた音楽療法プログラムを開発し、その効果を検証することである。 倦怠感は、多くのがん患者が経験する症状のひとつであり、Quality of Life(QOL)を阻害する症状でもある。倦怠感はがんの治療期のみならず、治療終了後のがんサバイバーにもみとめられる症状である。しかしながら、倦怠感に対するケアはいまだ不十分であり、効果的な緩和方法は限られているため、がんサバイバーのQOLを保障するために、新たな倦怠感緩和方法の開発は重要な課題である。 初年度の2019年度は、マインドフルネスを用いた音楽療法プログラムの内容と実施方法の検討を行った。これらの結果から作成したマインドフルネスを用いた音楽療法プログラム案について、2020年度にパイロットスタディを実施する予定であったが、新型コロナ感染症拡大の影響により、パイロットスタディは実施できず、対象者と対面で実施する予定であった音楽療法プログラムの変更を余儀なくされた。そのため、オンラインで実施可能な音楽療法プログラム案を作成し直した。2021年度はオンラインによる音楽療法を、健常者を対象に試験的に実施した。そして、乳がんサバイバーを対象としたオンラインによる音楽療法の介入に関する研究倫理審査を受け、承認を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究は小集団の対象者と対面にて、マインドフルネスを用いた音楽療法プログラムを実施予定であったが、新型コロナ感染症拡大の影響により、予定通りの介入が困難な状況となった。そのため、介入プログラムを対面ではなくオンラインへ変更することになったため、進捗が遅れている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
作成し直したオンラインによる介入プログラム案について、倫理審査委員会の承認を得たため、今後、対象者を募集し、介入を実施し、評価する予定である。
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Causes of Carryover |
パイロットスタディを行うための必要な予算を計上していたが、新型コロナ感染症拡大の影響により、研究の進捗が遅れたため、次年度使用額が生じた。2022年度にはパイロットスタディ実施予定であり、これらの支出を予定している。 また、介入プログラムをオンラインに変更したことから、介入プログラムをより対象者に合わせた実行可能な内容にするため、学会や研修会へ参加し、情報収集を継続して行う予定である。
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Research Products
(1 results)