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2020 Fiscal Year Research-status Report

感情と態度を表す日本語語彙文法の研究:言語使用域の多様性を通じて

Research Project

Project/Area Number 19K23097
Research InstitutionNational Institute for Japanese Language and Linguistics

Principal Investigator

越智 綾子  大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, コーパス開発センター, プロジェクト非常勤研究員 (50776119)

Project Period (FY) 2019-08-30 – 2022-03-31
Keywords文法 / 日本語 / 感情
Outline of Annual Research Achievements

コーパスデータの中から、分析に用いるテキスト、すなわち、感情や態度や評価の言葉が高い頻度で現れる言語使用域(レジスター)に属するテキストを選定、分類し、アノーテーションを行うために、選択体系機能理論を用いた研究のために開発されたデータベース・プログラム SysFanにテキストをアーカイブした。当該年度は、アノーテーションに用いるSysFanを日本語の文法をより正確に分析できるように、SysFanプログラムの開発者Wu博士 (科研費応募時はMacquarie University 言語学科所属、現在は独立研究者となっている)にアップデートして頂く予定であったが、新型コロナのために海外渡航がキャンセルとなったことが契機となり計画に遅れが出ている。今後は、実施計画の内容と手順に則り、次の段階であるレジスターごとに既に選定したテキストの各部分の機能と構造を分析し結果のアノテーション作業を行う計画である。その量的かつ質的な分析に一定の目処がついたところで、コーパスを用いて分析結果の日本語における普遍性を確認し、複数のレジスターのプロファイルをまとめて日本語の感情を表す文法-語彙の暫定的な包括的記述とする。同時に、既存の選択体系機能理論を用いた日本語語彙-文法の体系記述を検証し、必要に応じて修正・拡張する計画である。当該年度は、研究結果を報告しフィードバックを受ける機会と位置付けていた国際学会が相次いでキャンセルとなったが、そのうち今年度に延期になった学会に参加し、研究結果を精査・発展させたいと考えています。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

打ち合わせのため2020年3月に研究協力者のいるシドニー(オーストラリア)を訪れる予定が、新型コロナ感染症のため取りやめとなり、その後、家族の介護が急増し、さらに、本人が体調不良となったため。(今年5月に入って、次第に回復してきています。)

Strategy for Future Research Activity

令和元年と今年度の成果を9月に開催されるESFLC (European Systemic Functional Linguistics Conference) で発表する。
研究のまとめとして、国際的なジャーナルに論文を投稿する。

Causes of Carryover

研究を一年延長したため。昨年度に助成金を使用する予定であった学会参加費が、予定していた学会がキャンセルとなったため使用されず、次年度に繰り越したため、次年度使用額が生じました。
本年の使用計画:ESFLC学会(オンライン開催)への参加費、本研究に使用しているコンピュータ・ソフトウェアの更新料、資料代等が必要です。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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