2019 Fiscal Year Research-status Report
Study on Institutional Research Certificate Programs in America
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19K23291
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
楊 天立 九州大学, インスティテューショナル・リサーチ室, 学術研究員 (30843453)
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Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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Keywords | IR人材育成 / インスティテューショナル・リサーチ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はIR (institutional research)のプロフェッショナル養成問題について、IR先進国である米国の現状を調査し、その実態と特性を明らかにすることによって、日本におけるIRプロフェッショナル養成課程の構築に役立つ基本的な知見を得ることを目的としている。本研究では、こうした目的から、米国7大学のIRプロフェッショナル養成課程のカリキュラム、教育方法、修了認定等複数の側面を調査し、各大学の特性と共通要素を明確にした上で、IRプロフェッショナル養成課程の米国モデルを可視化し、日本における深刻なIR人材不足の問題解決に一定の参考と示唆が得られることを期待する。 具体的なスケジュールは1年目に各種調査を実施し、2年目に調査結果の分析および研究結果の公開等を行う予定であった。 本年度は主に現地調査を実施するための事前準備を行った。調査対象の7大学の関連情報を収集し、英文を日本語に訳したうえで共通の調査用質問票を作成した。現地調査に関して、対象校7大学すべての担当者に連絡し、訪問日程等の交渉をした。ただし、新型コロナウイルスの影響で現段階は詳細日程の決定はできない状況にあり、現地訪問の代わりに7大学の担当者および関係者計9人に単独webインタビューを実施した。 調査対象の7大学以外にさらに6大学を加え、計13大学のIR人材プロフェッショナル養成課程のカリキュラムを分析し、共通点と相違点をまとめた。カリキュラム分析の結果に関する論文を執筆中である。 調査準備とカリキュラム分析のほかにIRプロフェッショナル養成課程の中、近年アメリカで流行しているBIツールに関する知識や能力に関しても考察した。その結果を関連学会にて報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年2月-3月および5月初旬に予定していたアメリカ現地調査は新型コロナウイルスの影響で実施できなくなっている。調査の事前準備や先行研究等は順調に進展しているが、現地訪問の詳細日程を決定できず、現段階は待っている状況にある。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルスが早期に収束した場合は、素早く調査対象7大学の担当者に再度連絡し、訪問日程を決めて現地調査を実施する。訪問期間中に現地にて資料調達および情報収集も行う予定である。調査後に内容の整理と分析等を行い、必要に応じて追加インタビュー等を実施する。入手した情報や資料等を基に、アメリカにおけるIR人材プロフェッショナル養成課程の実態を明らかにし、モデルを可視化する。最後は、研究結果を学会にて発表し、論文を執筆して成果を公開する予定である。 新型コロナウイルスの影響が続く場合は、現地調査を諦め、webインタビュー等代わりの方法で情報収集を行う予定である。
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Causes of Carryover |
今年度は新型コロナウイルスの影響で進捗が遅れて、経費を計画通りに使わなかったため、次年度使用額が生じた。 使用計画としては、調査実施に当たる旅費、人件費および分析用パソコン等の購入に当たる物品費が必要となる。
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Research Products
(1 results)