2020 Fiscal Year Research-status Report
Verification of Suppression Effect of Zonal Flow on Electron Temperature Gradient Mode in Magnetized Plasma
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19K23426
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
文 贊鎬 九州大学, 応用力学研究所, 助教 (50734753)
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Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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Keywords | ETGモード / 電子温度勾配 / 高周波揺動 / ヘリウムプラズマ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、直線装置PANTAで高周波揺動 ETG (Electron Temperature Gradient) モードの同定及び非線形的諸特性を評価することを目指した。しかし、ヘリコンアルゴン(Ar) PANTAプラズマにおける電子温度勾配のパラメータeta (~1.3) はETGモードを励起させる(eta > ~ 3.0)に不十分であることがわかった。それでArプラズマよりイオンラーマ半径が小さい、ヘリウム (He) プラズマ(短波長のETGモードにおけるラーマ半径効果を期待)を用いてPANTAにおける乱流揺動の諸特性を高周波用静電プローブで詳細に調べた。その結果、磁場;400 G、中性ガス;~10 mTorr、周辺領域 (r = 2.5 cm)の実験条件下で低周波密度揺動 ~5.5 kHz と高周波密度揺動 ~200 kHzが当時に観測された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
PANTAにおける乱流揺動の3次元空間構造を観測するトモグラフィー 計測法を確立した。さらに、アルコンプラズマより乱流状態になるヘリウムプラズマを用いて乱流実験を行い、低周波・高周波揺動を同時に観測したので、計画の通りに順調に進展していると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
ヘリウムPANTAプラズマの周辺領域で観測された低周波・高周波揺動の同定を行い、その揺動間の非線形結合をバイスペクトル解析法で明らかにする。また、3次元トモグラフィー 計測を用いて低周波・高周波揺動の空間構造間の非線形相互作用を定量的に検証する.
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Causes of Carryover |
当初計上した旅費が不要であった。
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Research Products
(7 results)
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[Presentation] 直線型磁化プラズマPANTAにおける揺動の3次元ダイナミクス2020
Author(s)
文贊鎬, 稲垣滋, 永島芳彦, 山崎広太郎, 糟谷直宏, 小菅佑輔, 佐々木真, 井戸毅, 山田琢磨, 赤司智宏, 小林大輝, 西村大輝, 藤澤彰英
Organizer
日本物理学会 2020年秋季大会
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