2020 Fiscal Year Research-status Report
Aberrant skeletal muscle-brain communication in sepsis-associated encephalopathy: Elucidating the pathogenic roles of skeletal muscle-derived exosomes
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19KK0224
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
川本 英嗣 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (20577415)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
亀井 政孝 三重大学, 医学部附属病院, 教授 (60443503) [Withdrawn]
赤間 悠一 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (40763313)
中森 裕毅 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (80815994)
池尻 薫 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (90813014)
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Project Period (FY) |
2019-10-07 – 2024-03-31
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Keywords | イリシン / 骨格筋エキソソーム / 細胞外小胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
細胞外小胞(Extracellular Vesicle: EV)は、細胞間コミュニケーションの重要な担い手として注目されており、組織間のクロストークを媒介している。筋細胞由来のEVとマイオカインは、細胞の分化、増殖、代謝を司る強力なメディエーターであることがわかってきた。筋細胞由来のEV、マイオカイン、マイクロRNA、サイトカイン、ケモカイン、プロスタグランジンなどの生物学的調節因子は、肝臓や脂肪組織などの重要な部位におけるニッチのリモデリングを調節する可能性がある。 今年度は骨格筋由来のマイオカインの1つであるイリシンに注目し、白血球の相互作用について検証した。その結果、イリシン蛋白と白血球インテグリンの接着について同定した。この結果は骨格筋マイオカインが白血球の接着を調整する可能性を示唆している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
骨格筋由来のエキソソームの抽出に成功した。 さらに骨格筋から放出されるマイオカインの1つであるイリシンと白血球との相互作用について検証した。
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Strategy for Future Research Activity |
骨格筋マイオカインの1つのイリシンに注目して白血球との相互作用について検討する。さらに血管内皮細胞への影響についても検証を行う。
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Causes of Carryover |
研究チームの地域でもCOVID-19による第1-4波が直撃し、臨床試験と海外渡航が困難となり次年度使用が生じた。そのため次年度使用額は次年度のin vitroの研究および臨床試験について使用する予定である。
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