2020 Fiscal Year Research-status Report
Managerial Resource Mobility and Innovation:Longitudinal Comparative Analysis
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19KK0326
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
清水 洋 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (90530080)
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Project Period (FY) |
2020 – 2022
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Keywords | イノベーション / 流動性 / アントレプレナーシップ / 国際比較 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究プロジェクトは、ヒト・モノ・カネといった経営資源の流動性の程度がイノベーションの生成とそのコストにどのような影響を与えるのかを分析するもの絵ある。経営資源の流動性の高さはイノベーションを促進すると先行研究では考えられてきた。それらの流動性を高める政策が様々な国でとられている。しかしながら、本当にこれらはイノベーションを促進するのだろうか。本研究では、流動性が高い(高まった)アメリカやイギリスと流動性が低かった(低くなった)日本の企業の長期的な時系列の比較分析を通じて、流動性が高まることがイノベーションの生成のパターンとイノベーションのコストにどのような影響があるのかを分析していく。本研究プロジェクトでは、アメリカのハグレー図書館とイギリスのブリティッシュ・ライブラリーでの資料収集を基に分析を進めていく計画であった。しかしながら2020年度はコロナウィルス感染症により、アメリカ、イギリスともに訪れることができなかった。そのため、先行研究の整理と日本の研究開発についての流動性のデータの構築を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナウィルス感染症によって、研究の基盤の一つのアメリカとイギリスでの資料収集を行うことができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
日本企業の経営資源の流動性についてのデータの整理を進めて行く一方で、アメリカへの渡航が可能であれば、ハグレー図書館にて資料収集を行う。また、イギリスへの渡航が可能になったときにはブリティッシュライブラリーにて資料の収集を開始する。
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